鬼頭莫宏
キトウモヒロ
1966年愛知県生まれ。1987年、名古屋工業大学在学中に鬼頭知弘(きとう ともひろ)名義で投稿した「残暑」が小学館新人コミック大賞に入選し、週刊少年サンデー(小学館)に掲載されデビューとなった。就職と創作活動の両立に悩み、3年間の会社勤めを経験したのちマンガ家を志すことを決意。きくち正太のアシスタントを経て、1995年、アフタヌーン秋の四季大賞に「ヴァンデミエールの右手」が準入選。同作を第1話として「ヴァンデミエールの翼」の連載を月刊アフタヌーン(講談社)にて開始する。代表作に「なるたる」「ぼくらの」があり、読む者の倫理観に問いかける加虐的描写に定評がある。現在、マンガ・エロティックスF(太田出版)にて「終わりと始まりのマイルス」を不定期連載中。