みなもと太郎

ミナモトタロウ

1947年3月2日、京都府生まれ。本名は浦源太郎(うらげんたろう)。1967年、別冊りぼん秋の号(集英社)にて「兄貴かんぱい」でデビュー。1970年には週刊少年マガジン(講談社)で「ホモホモ7」の連載を開始し、人気を博した。1979年、月刊少年ワールド(潮出版社)で「風雲児たち」の連載をスタート。同作は翌1980年からはコミックトム(潮出版社)、2001年からはコミック乱(リイド社)と掲載誌を変えながら、40年以上にわたって連載された。「マンガの歴史」などマンガ文化についての著書も多数。商業マンガの第一線で活躍する一方、作画グループの仲間とともに同人マンガの黎明期を支え、50才を過ぎてからコミックマーケットの常連になるなど、同人文化にも大きな足跡を残した。2004年には歴史マンガの新境地開拓とマンガ文化への貢献により、第8回手塚治虫文化賞特別賞を受賞。2010年には「風雲児たち 幕末編」で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に輝き、2020年にも「風雲児たち」で第49回日本漫画家協会賞大賞を受賞した。なお「風雲児たち」は2018年にNHKで三谷幸喜脚本によりドラマ化、2019年には同じく三谷の作・演出で歌舞伎化を果たしている。2021年8月7日、心不全のため74歳で亡くなった。

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