Pen今号は充実の水木しげる総力特集。幻の童話を収録

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本日4月15日発売のPen No.266(阪急コミュニケーションズ)は、水木しげるを大特集。ロングインタビューや単行本未収録作品などを掲載している。

Pen No.266は水木しげる特集号。表紙には妖怪に囲まれて幸せそうな水木のイラストが登場。

Pen No.266は水木しげる特集号。表紙には妖怪に囲まれて幸せそうな水木のイラストが登場。

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特集は1966年に水木が発表した短編「丸い輪の世界」の再録からスタート。続くロングインタビューでは「べビィ(子供)の頃から絵が好きで」「親父が『こいつはテイノー(低脳)だ』と言う。それで特技のほうを伸ばそうとしたのか、高学年の頃に油彩の道具を買ってくれた」など、水木節溢れる語り口で幼少期のエピソードなどを明かした。

インタビューでは「電気の照明があると、妖怪は死ぬ」など、妖怪マンガのパイオニアとして妖怪論も披露。さらにガロ(青林堂)時代の思い出にも触り、マンガ家・水木の人生を掘り下げている。誕生から現在までのトピックを詳細に記した年表は必見。

水木の代表作を取り上げたコーナーでは「鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などをクローズアップ。それぞれの見所や、時代とともに変遷していく「鬼太郎」シリーズの検証を行う。他にも水木と関りある観光地の紹介、ちばてつや池上遼一矢口高雄中川翔子など水木愛好家によるコメント、単行本未収録の童話「妖精をたずねて」掲載など「水木しげる大研究。」のタイトルに恥じぬ総力特集号となっている。

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