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「関西演劇祭」は、新たな才能を関西から送り出すことを目指し、2019年にスタートした演劇祭。今回は6年目の開催となる。全国から集まった参加劇団には、暁月-AKATSUKI-、EVKK/エレベーター企画、
「関西演劇祭」発足当初からフェスティバルディレクターを務め、過去5回の演劇祭で計50劇団の作品を観てきた板尾は、「出し物がいろいろあって全部個性的だが、演劇祭が終わる時は1つの塊になっている感覚がある」と述べ、各劇団に向け「自分たちの劇に集中していただきますが、最後はギュッと固まってつながっていくので、それを楽しみに、自分たちのやりたいことを全力でがんばって」とエールを送る。野上代表取締役社長は「ここにいらっしゃる皆さんが、いろいろなジャンルがある中で演劇をチョイスしてくれたのが本当にうれしい。皆さんがいる限り、もっともっと演劇が盛り上がっていく」と喜んだ。
第1回から参加している西田は、10劇団の稽古やゲネプロなど下準備からすべてをチェックしたと言い、「それぞれの信念を感じる作品がそろっていた。僕や観客の皆さんが“自分と違う感性”を見たとき、世界の広さを感じると思う。皆さんがそれぞれの世界を見せてくれることで、世界が広がっていく。今年は審査はしないので、客席でお客さんと一緒に楽しみながら観たい」と語った。
続いて、劇団10組の代表者が登壇し、意気込みを述べた。暁月-AKATSUKI-は「我々は殺陣と生演奏を中心に、普段はライブハウスで活動している。我々の殺陣と芝居、生演奏の熱量を、観て感じて楽しんでいただき、より広がっていければ」とアピールし、EVKK/エレベーター企画は「今回のお芝居は、全身で感じていただく劇となっています。感性おっぴろげてよろしくお願いします!」と力強くコメント。
「僕は作・演出の担当で、出演しないので、観て楽しもうかなと思っています」と語ったのはエンニュイ主宰の
The Stone Age ヘンドリックスは「関西では今週末、来週末といろんなところでたくさんの公演があるが、関西の演劇を盛り上げていく、その渦がこの関西演劇祭であればうれしい。今日は関西小劇場の代表のつもりで来ています」と期待を込め、teamキーチェーンは、「まだまだ無名の団体ですが、今回は関西演劇祭に見つかりに来ました。私たちの時間で皆さんを魅了してみせます」と自信をのぞかせた。
つぼみ大革命を代表してあいさつしたのは、ライブの脚本・演出を担当している
また開会式には、「関西演劇祭2023」で最優秀作品賞にあたるMVO(Most Valuable Opus)を受賞したPandAと観客賞に輝いたMousePiece-reeから映像が到着。関西演劇祭の期間中に仲が深まり、合同で公演を行うことになったという2劇団は「初めはライバル心があったが、(舞台を)観るとだんだん話したくなって、仲良くなった」「緊張して、どんな大会になるかと思ったが、楽しい期間だった」「いろんな劇団を見る機会はなかなかないので、、多くの刺激を受けた。皆さんも今年、いろんなものを吸収して楽しんでください」とメッセージを送った。
最後は、「関西映画祭2024」アンバサダーの伊原がVTRで登場。「暇があれば劇場に足を運んでいる」というほどの演劇ファンの伊原は、アンバサダー就任が決まったときに「なんて魅力的なお祭りなんだろうとすごくワクワクした」と振り返る。続けて「今回、どんな劇団や作品に出会えるか楽しみ。ティーチインも初めてなので、素晴らしかったと思うところを皆さんと共有できたら。全力を出して表現してください!」と述べ、「『関西演劇祭2024』、スタートです!」と開幕を宣言した。
「関西演劇祭2024」は11月24日までCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホールにて。
関西演劇祭2024
2024年11月16日(土)〜2024年11月24日(日) ※公演終了
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール
スタッフ
アンバサダー:
フェスティバルディレクター:
スペシャルサポーター:
スーパーバイザー:
出演
暁月-AKATSUKI- / EVKK/エレベーター企画 /
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「関西演劇祭2024」開会式、伊原六花らが参加劇団にエール「全力を出して表現してください!」 https://t.co/MuvzbrrI2A