「新春浅草歌舞伎」上演演目・配役決定、「絵本太功記」をWキャストで上演

「新春浅草歌舞伎」の上演演目および配役が発表された。

“若手歌舞伎俳優の登竜門”として知られる「新春浅草歌舞伎」は、次代の歌舞伎界を担う花形が顔をそろえる初春行事。2部構成となる今回の公演では、第1部と第2部の両方で、武智光秀一家の悲しみと情愛を描いた義太夫狂言「『絵本太功記』尼ヶ崎閑居の場」が上演される。第1部では、光秀役を市川染五郎、武智十次郎役を中村鷹之資、初菊役を中村玉太郎、皐月役を中村歌女之丞、佐藤正清役を尾上左近、操役を中村鶴松、真柴久吉役を中村莟玉が担当。第2部では、光秀役を中村橋之助、十次郎役を鶴松、初菊役を左近、皐月役を歌女之丞、正清役を鷹之資、操役を莟玉、久吉役を染五郎が勤める。第1部ではこのほか、「仮名手本忠臣蔵」より、腰元おかると早野勘平の道中を描く舞踊「『道行旅路の花婿』落人」を上演。おかる役を莟玉、鷺坂伴内役を玉太郎、早野勘平役を橋之助が勤める。

第2部では「絵本太功記」に加え、舞踊「春調娘七種」「棒しばり」が披露され、「春調娘七種」では曽我五郎役を左近、静御前役を鶴松、曽我十郎役を玉太郎が担当。「棒しばり」では次郎冠者役を鷹之資、太郎冠者役を染五郎、曽根松兵衛役を橋之助が勤める。チケットの前売り販売は11月20日10:00にスタート。