日本テレビ系で4月より放送される日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」の詳細が発表された。脚本を大人計画の宮藤官九郎、演出を宮藤脚本の映画「舞妓Haaaan!!!」「謝罪の王様」の監督・水田伸生が手がける。「ゆとり第一世代」と呼ばれる、1987年生まれの男たちを軸にした物語で、登場人物たちと同い歳の岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が出演する。
登場人物は、それぞれ人生の岐路に立たされた29歳の男たち。岡田が演じるのは、入社7年目のごく一般的な食品メーカーのサラリーマン・坂間正和。松坂演じる山路一豊は、教頭と保護者の要望の間で板挟みになっている小学校教師の山路一豊。柳楽はエリート一家に生まれるも大学受験に失敗し、現在は繁華街の客引きで妻子を養いながら11浪中の、道上まりぶを演じる。
宮藤は作品について、「社会人経験ゼロの私が、45才にして初めて挑む社会派ドラマです」とコメント。出演者たちもそれぞれ、宮藤作品に出演できる喜びとともに、作品への意気込みを語っている。
岡田将生コメント
水田監督と宮藤さんのタッグで、まさか自分に声を掛けていただけるとは。こんなに嬉しいことはありません。そして今回同世代の松坂桃李さん、柳楽優弥さんと一緒に一つの作品を作れるという嬉しさ。考えるだけで興奮してきます(笑)。この春、この素晴らしいキャスト、スタッフで最高のドラマを作ります。楽しみに待っていて下さい。
松坂桃李コメント
宮藤さんの作品に出演させて頂くのは非常に嬉しいです。その一方で、非常に怖さもあります。台本がとにかく面白いので、その面白さを芝居できちんと表現できるかが何より怖いです。同世代の岡田くん、柳楽くんと共に、幅広い世代の方に愛されるような作品を目指していきたいと思っています。
柳楽優弥コメント
今回『ゆとりですがなにか』に出演できる事、大変嬉しく思っています。10代の頃、宮藤官九郎さんの作品から受けた衝撃はとても大きく、僕自身も、あの世界に入れる事が楽しみで仕方ありません。岡田将生さん、松坂桃李さんという同世代のゆとりメンバーで、一括りにされてきたゆとり達の逆襲が始ま、、、ると思います。
宮藤官九郎コメント
「自分ゆとりなんで」そんな声を仕事の現場で聞く機会がとても増えた気がします。突き放されたような、シャッター降ろされたような、そんな寂しさを感じます。国が定めた教育方針で図らずも『ゆとり世代』と括られた彼らが、自虐的に「ゆとり」と口にせざるを得ない、そんなゆとりのない現代社会。社会人経験ゼロの私が、45才にして初めて挑む社会派ドラマです。
水田伸生コメント
1958年生まれの私は「新人類」または「しらけ世代」と大人たちに呼ばれていました。でも、「全然しらけてないし!」と、ムキになって生きてきました。「ゆとり世代」…ゆとりなんてないし、「さとり世代」…さとってないし! 宮藤さんの描く社会派は「笑というチョコレートに包まれた人生という苦いアーモンド」。新しい宮藤官九郎ドラマの誕生です!
日本テレビ系「ゆとりですがなにか」
脚本:宮藤官九郎
演出:水田伸生、相沢淳、鈴木勇馬
出演:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥 ほか
リンク
- ゆとりですがなにか|日本テレビ
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たっつん@ゆるかわイラスト @tatsuun7
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宮藤官九郎脚本の新“社会派”ドラマで岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が共演 - ステージナタリー https://t.co/1iQ0DKMV1G