昨日4月9日、東京・シアターマーキュリー新宿で「ノーセンスユニークボケ王決定戦」が開催され、
「ノーセンスユニークボケ王決定戦」は「おしゃれな笑いができない」「ボケたいときにひたすらボケる」という芸人たちが集い、自らのノーセンスぶりを競う大会。今回は、
お帰りなさい
1年2カ月ぶりに実施された「ノーセンス」。この期間中にメディアへの露出を増加させたみなみかわは冒頭から一同に「サクセス!」「売れちゃったけどこの舞台は忘れへん!」「お帰りなさい!」とイジられる。また、くぼたが急に「うんこブリブリ~!」と気張る動作をすると、すかさず池崎が「それをキャッチしてポイ!」と乗っかり、2人で「イエーイ!」と陽気にアピール。しかし永野からは「今、誰も反応しないから『イエーイ!』って言った! お客さんも『イエーイ!』につられて笑ってるだけじゃん!」と指摘されてしまった。
最初のコーナーは、お題となった芸能人夫婦に対し、ノーセンスに結婚のスピーチを展開する「ノーセンス結婚スピーチ」。まず庄司智春・藤本美貴夫妻がお題となるが「ミキティー!」「美木良介!」「ロングブレス!」というガヤが飛んだことがきっかけで、一同が昔のアルバイト先に来た芸能人の目撃情報を語り合う流れに。ついには芸能人も出てこない普通のアルバイトのエピソードも飛び出し、みなみかわは「せめて芸能人は入れてください!」と注意した。
続く「ノーセンス ゴチになります!」は、「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「ゴチになります!」の最下位発表の瞬間をノーセンスに演じる企画。舞台上には机とイスが用意されたが、それらを使ったギャグ合戦が勃発してしまい、またもや収拾がつかなくなってしまう。永野だけは参加せずに「なんで誰もうまくいってないのにずっと続いてるんですか?」と問いかけ、「(ギャグが)不得意だから照れ笑いで終わった」とボヤいていた。
鳥肌と勇気
Mr.都市伝説 関暁夫になりきってノーセンスに都市伝説を語る「ノーセンス都市伝説」では、企画説明の時点で「ハローバイバイ」「ハロー・グッバイ」「THE GOOD-BYE」「Hello, my friend」「ハローワーク」「ハローケイスケ」「波浪注意報」「三波春夫」とおびただしい数のガヤが。また永野は都市伝説という体で、大物芸能人から酷い仕打ちを受けた話を次々と暴露し、取って付けたように「信じるか信じないかはあなた次第です」と締めくくる。ここから口外厳禁の暴露話が続きゴシップトークライブの様相になるが、ちゅうえいだけは「1日に5回ZAZYに会ったことがある」という安全なエピソードを披露し、「ZAZYかZAZYじゃないかはあなた次第です」と観客に語りかけていた。
サンシャイン池崎は「鼻クソとかけて耳クソととく。その心はどちらもクソ。ねづっちです」とMr.都市伝説 関暁夫にもなりきらずにギャグを連発。客席の反応が薄くても「諦めないぞ、俺は! 今ここで都市伝説を作ってやるよ!」と果敢にギャグを続けるが、鳥肌が立っていることを指摘され、みなみかわから「どういう性質やねん!」とツッコまれる。このあとも池崎は攻めの姿勢を崩さず、いつしか一同から「勇気」と呼ばれるように。さらに「ノーセンスユニークボケ王決定戦」自体も「勇気を試す場」「勇気ライブ」と称された。なお池崎に乗っかってギャグを発動したちゅうえいも共倒れして蕁麻疹が出てしまい、この惨状を永野は「養成所のライブみたい」と表現している。
ザ・ギース登場、尾関「吐きそう」
続いてのコーナーはノーセンスにザ・ギースのコントを演じる「ノーセンス ザ・ギース」。ザ・ギースの2人が登場すると、芸人たちは「センス! センス!」と大騒ぎする。ザ・ギースはまずデモンストレーションとして、どんでん返しが繰り返される巧みな構成のコントを披露するが、永野は「(構成に)驚いて客席から声が出たけど、誰も笑ってはいない! これ子供しか笑わねえよ! お笑い界ではあんまり知られてないだけで、昔から劇団がやってる手口じゃん! 」と酷評し、かねきよは「コントってもっとドタバタしたほうがいいよ」とアドバイス。さらに毒を盛られたまんじゅうを食べた高佐が苦しむ演技をするシーンでは、真に受けた芸人たちが「止めて! 止めて!」「お医者さん呼んで!」とコントを中断させ、ちゅうえいは「お前、何やってんだ!」と尾関を殴る。ザ・ギースはまともにコントをさせてもらえず、最終的に「あるある探検隊」の“ASH&Dバージョン”をやらされていた。
よゐこ濱口の有名なフレーズをノーセンスに発する最後のコーナー「ノーセンスとったど~」にはザ・ギースも参加。ライブ初登場の尾関も挑戦するが、あまりにも慣れない空気感だったため、「吐きそう」と四つん這いで崩れ落ちてしまう。そんな彼をよそにノーセンス芸人たちは「今から面白肩叩きをするよ! トンタト~ン!」(ちゅうえい)、「今から愛情を伝えるよ! ちゅっちゅちゅ~!」(篠宮)と絶好調。またジョニ男が「指紋とったど~! 福田和子です!」と叫ぶと、「魔性の女!」「逆探知されたら困る!」と関連ワードが飛び交った。
チャーハン! チャーハン!
すべてのコーナーを経ての結果発表時にも一同はギャグを連発。永野がおなじみの“YOSHIKIのツーバス”を披露すると、ザ・ギース高佐はツーバスの動きでチャーハンを炒めるギャグを繰り出して爆笑を起こす。途中参加だったものの終盤に空気を掴んだ感のあった高佐がそのまま優勝し、彼がもう一度「ウイチャー(=ウイニングチャーハン)」を披露すると芸人たちは大喜び。一同はライブが終了しても舞台袖になかなかはけず、暗転した中で「チャーハン! チャーハン!」とハイテンションで踊り続けていた。
「ノーセンスユニークボケ王決定戦」歴代優勝者
第1回:オジンオズボーン篠宮
第2回:
第3回:
第4回:(前半戦)くまだまさし(後半戦)サンシャイン池崎(決定戦)
第5回:
第6回:かもめんたる槙尾
第7回:
第8回:イワイガワ・岩井ジョニ男
第9回:ハリウッドザコシショウ
第10回:モグライダーともしげ
第11回:鬼ヶ島・アイアム野田
第12回:ハリウッドザコシショウ
第13回:いち・もく・さん・くぼた
第14回:
第15回:永野
マツリー杯:とにかく明るい安村
第16回:ハリウッドザコシショウ
第17回:永野
第18回:いち・もく・さん・くぼた
第19回:いち・もく・さん・くぼた
第20回:プー&ムーおさむ
第21回:ザ・ギース高佐
ザ・ギース尾関 @geeseojeck
全く記憶がありませんが、永野さんに髪型を執拗にいじられたことだけ覚えています。 https://t.co/J7HEolWUoQ