昨日8月27日、東京・松竹芸能 新宿角座にて「ノーセンスユニークボケ王決定戦」が開催され、
ノーセンスユニークボケ王決定戦は「おしゃれな笑いができない」「ボケたいときにひたすらボケる」という芸人たちが、自らのノーセンスぶりを競うイベント。昨日は
オープニングでは、チャンス大城が自身の衣装を「昔、ドリカムのコンサートで見たダフ屋の親父」だと説明し、いきなり爆笑を起こす。これに負けじと、ほかのメンバーたちも挨拶代わりのギャグを次々と披露。ちゅうえいが舞台上に貼ってあったT型のバミリを使った「タケコプター」というギャグを放つと、池崎の「実写版スカンク」やくぼたの「Tポイント使えますか」といった“バミリギャグ”が次々と誕生したが、南川から「客席から見えないものを使ったギャグはやめてください」とツッコまれてしまった。
流れてきた楽曲にノーセンスな合いの手を入れる最初の企画「ノーセンス 合いの手」では、永野が安室奈美恵「Chase the Chance」に乗せて8.6秒バズーカーのマネをしたり、チャンス大城がポルノグラフィティ「アポロ」に合わせて無言でパラパラを踊ったりとやりたい放題。一方、アイアム野田は「アポロ」をバックに「誰か僕にジャンケンを教えてくれー! ジャンケンポン! ジャンケンポン! お母さん、助けてください! ジャンケンポンのあいこでしょ! ハイハイハイハイこんにちわ!」とその場で思い付いたような歌を熱唱する。意味不明な歌詞に観客が困惑する中、続くちゅうえいも「ジャンケンポン! ジャンケンポン! ジャンケンポンでーあいこでしょ!」と便乗。これに野田も再び乱入し、2人が音楽に合わせてひたすらジャンケンする謎の展開に突入した。
ここで永野が観客に対して「アイアム野田が入ってきたときに『ご本人登場』みたいな感じでもっと盛り上がらないと」「これは参加型ワークショップ。何を他人事のように見てるんだ」と説教。ずん・やすを引き連れて「我々2人と交代してもいいよってお客さんいますか?」と客席に降りてしまう。そして無作為に選んだ観客2人をステージ上に送り出し、自分は客席に座って「芸人だろー! 面白いことやれー!」と野次を飛ばした。最終的に野田、ちゅうえい、観客2人の合計4人が「アポロ」に合わせてジャンケン。これが終わると、観客全員が永野に煽られて立ち上がり、ステージ上に拍手を送った。
「2018 FIFAワールドカップ」で話題になったネイマールの過剰演技をノーセンスに再現する企画「ノーセンス ネイマール」に移ると、お手本で倒れた南川を全員が袋叩きに。ここではステージの左端にいた大城がいつの間にか右端に移動していたため、一同から「ワープだ!」と驚かれ、「ワープ大城」というあだ名を付けられる。またノーセンスに悩み相談をする企画「ノーセンス 悩み相談室」では、1人だけ浮いている大城の声質に一同が注目。「周波数が違う」「ラジオが流れてきたのかと思った」「海賊チャンネル」「過去からやってきた声」と騒ぎ立てた。
続いての企画は、稲川淳二の怪談に合わせてノーセンスに口パクをする「ノーセンス 稲川淳二」。しかし芸人たちはホラーテイストな照明を気に入ってしまい、ちゅうえいは「この照明で『アポロ』を流してほしい」とリクエストする。さらに新宿カウボーイかねきよは薄暗い中で戦後のヒット曲「リンゴの唄」を歌唱。周囲からはそのおどろおどろしさを「ばあちゃん家!」「公民館!」「寺山修司!」と表現されたが、やがて一同の心を掴み、最後には「本当の芸能」「ベテランがやるやつ」「漫才より崇高なもの」と称賛されている。
「ウンチョコチョコチョコピー」をノーセンスに披露する最後のコーナー「ノーセンス GO!皆川」では、スベってしまうチャレンジャーが続出した。彼らはこぞって小道具のニット帽で顔を覆って現実逃避。この行動は映画好きの永野により「ファニーゲーム」と名付けられ、スベったときの常套手段として重宝された。一方で、アイアム野田だけはスベっても“ファニーゲーム”を使わずに「わー!」と絶叫し、静寂をかき消していた。
以上のノーセンスなポイントを総合した結果、「アポロ」に合わせてジャンケンする姿やスベって絶叫する姿が評価され、アイアム野田が優勝。しかし本人は手応えがなかったようで、困惑しながら「納得してますか!?」と観客に呼びかける。客席から拍手が起こると、どうリアクションしていいのか困った様子で「ぬあー!」奇声を上げ、南川から「やめてください」とシンプルに注意を受けていた。
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てきさす @texas_leaguer
【ライブレポート】スベった空気を絶叫で一掃、アイアム野田が「ノーセンスユニークボケ王」優勝(写真30枚) - お笑いナタリー https://t.co/DHhcIUkBNz
毎回このライブのレポートしっかり読んで笑ってるから実際に行っても楽しめるかもしれない。行きたい。