昨日4月19日、お笑いイベント「下北沢大興行」の1つとして「ノーセンスユニークボケ王決定戦」が東京・小劇場B1にて開催され、
「ノーセンスユニークボケ王決定戦」は「おしゃれな笑いができない」「ボケたいときにひたすらボケる」という芸人たちのノーセンスぶりを競う大会。前回行われた2014年度ノーセンスの頂点を選ぶ決定戦では、くぼたが独走状態で優勝している。
いつもは東京・新宿角座で定期開催されているこのライブが初めて下北沢の劇場で行われるとあって、メンバーたちは開始早々ハイテンションに。それぞれにギャグを披露したり、空席のイスを片付けたりと冒頭から収集がつかない事態を招いた。
最初のお題は定番の「写真でひと言」。YMOの写真にちゅうえいが「よーもーおー」と森高千里の歌詞ふうに答えると「ハイセンス!」とジャッジされ、ポイント獲得ならず。永野からも同時刻にうしろシティがライブを行っている会場である「“(しもきた空間)リバティ”っぽい」と評されてしまう。その後も各自が自由にボケたり歌ったりするのをやめないため、進行の南川が「次のお題にいってもよろしいですか!?」と聞くと、メンバーは「いいともー!」と元気に返事。突如、輪になって走りながら「笑っていいとも!」のオープニングテーマをフルコーラスで歌い、南川を困惑させた。
またクマムシの曲「あったかいんだからぁ♪」をノーセンスに歌い上げるというコーナーでは、初登場のキックが自身の芸風であるスピリチュアルな回答を炸裂させる。その不思議な雰囲気に客席のみならず出演者も「怖い」とおののく中、キックの回答に大爆笑している男性客がメンバーの目に留まり、勝手に「ビバリーヒルズ」とあだ名を付けられて注目を集めてしまうひと幕もあった。
また誰が一番ノーセンスな「シェー」のポーズがとれるかを競う「シェー位争奪戦」も展開。ちゅうえいが自身のギャグと絡めた「シェー」を連続して披露する中、声を殺しながら笑うお客さんの息づかいが気になった出演者たちは「犬がいる!」と客席に詰め寄った。さらに永野は最前列の女性に一緒に「シェー」をしてほしいとスカウト。「『昼顔』シェー」と名付けた不倫ドラマ仕立てのコントから全力のシェーに振り切って見せるなど、観客を巻き込んでの爆笑シーンが次々に誕生した。
これらのノーセンスなポイントを総合した結果、ちゅうえいが優勝。初優勝のちゅうえいは全員と握手を交わして喜んだ。
ライブ終演後、暗転してもなかなか帰らないメンバーたちはステージからお客さんの見送りをすると宣言。出演者全員で「ノーセンス! ノーセンス!」という掛け声をかけていたが、徐々に「帰れ! 帰れ!」となぜかお客さんを帰れコールで送り出していた。
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オジンオズボーン篠宮暁 @shinomiyaakira
下北サイコー!
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