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大麻について歌ったら逮捕される可能性はあるのか?法律の専門家に聞いてみた

大麻について歌ったら逮捕される可能性はあるのか?法律の専門家に聞いてみた

「その年に起きることを予想する」という趣旨で毎年1月に収録され、年末に答え合わせを放送するクイズバラエティ番組「クイズ☆正解は一年後」で、出演者のこんな回答がスタジオの爆笑をさらった。「ラッパーもちろん逮捕」その回答に誰もが納得して笑うほど、ラッパー=犯罪のステレオタイプなイメージは広く根付いており、実際、昨年もラッパーの逮捕がいくつも報じられている。その多くは大麻を含む違法薬物の所持によるものだが、やや異例と言える事件が話題を呼んだ。大麻を使用したり、所持したりして捕まったのではなく、X(旧Twitter)に大麻所持を助長する内容を投稿したということで逮捕されたJNKMNの事件だ。罪名は「麻薬特例法違反(あおり、唆し)」。その後JNKMNはすぐに釈放され、不起訴となったが、ヒップホップシーンで前代未聞の逮捕理由は、議論の的となり、SNSの投稿だけで逮捕されるなら、大麻について書いたラップのリリックは問題ないのかという疑問の声も上がった。音楽ナタリーでは、この事件にまつわる疑問を解消するため、アディーレ法律事務所の長井健一弁護士に意見を聞いた。なお本稿は大麻使用・所持を含め、法に反する行為を推奨するものではない。

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7月16日
音楽