「日本中の期待を感じて」堂島孝平&眉村ちあきツーマンライブ、予想だにしない展開に

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堂島孝平眉村ちあきが出演するツーマンライブ「ライブナタリー “堂島孝平 × 眉村ちあき”」が8月19日に東京・東京キネマ倶楽部で開催された。

上から堂島孝平、眉村ちあき。(撮影:曽我美芽)

上から堂島孝平、眉村ちあき。(撮影:曽我美芽)

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左から眉村ちあき、堂島孝平。(撮影:曽我美芽)

左から眉村ちあき、堂島孝平。(撮影:曽我美芽)[拡大]

このイベントは堂島、眉村それぞれのライブパート、2人によるトーク&セッションの3部構成で展開され、双方のファンが両者の競演を楽しんだ。眉村のボイスパーカッションをきっかけに、2人が公演の注意事項をアナウンスしたあと、堂島が幕の隙間から顔を出す。観客に両手を振りながらステージの中央に進み出た堂島は、アコースティックギターを肩にかけ「いとしの第三惑星」でライブを始めた。そして「今日は眉村さんとのツーマンということで日本中の期待を感じています。2022年のご機嫌なグルーヴを作りたいと思っております」と意気込みが語られると、「月光地帯」ではフロアが瀟洒なムードに染まり、情熱的なギターサウンドが観客を酔わせた。

「NO MORE 涙」でアイドルになりきる堂島孝平。(撮影:曽我美芽)

「NO MORE 涙」でアイドルになりきる堂島孝平。(撮影:曽我美芽)[拡大]

「センチメンタル・シティ・ロマンス」からは堂島のチャーミングなキャラクターが際立っていく。彼はギターを弾き始めたものの「今、一番見ていて元気が出る眉村さんと一緒にライブができることをうれしく思っています。あと、なんで弾き始めているのかなって思ってます。しゃべってから弾き始めればよかった」と本音をぽろり。「今日のライブを楽しみにしていたことを歌で伝えていきます」と話し、軽快なスキャットでパフォーマンスを始めると、エンディングでは「枯葉ひとつ舞い落ちる夜に」からのフレーズを何度もループさせる。「もうエンディングいいんじゃないかっ思ってるでしょ? 私を止めたくないという衝動が襲っている」という堂島の言葉を受けて、オーディエンスからハンドクラップが発生。「眉村さんと『伝説を作ろうね』って言ってるので、このまま眉村さんが出てこないこともあり得るんですよ」と観客を凍りつかせた堂島は徐々に演奏をヒートアップさせ、「この夏の恐怖体験でした。お騒がせしました」と「センチメンタル・シティ・ロマンス」を終えた。

「ブツブツちあきTシャツ3」を着た堂島孝平。(撮影:曽我美芽)

「ブツブツちあきTシャツ3」を着た堂島孝平。(撮影:曽我美芽)[拡大]

続いては自身の最新アルバム「FIT」に収録されている「NO MORE 涙」。堂島は「いろんな方に楽曲を作ってきましたが、外部から依頼を受けて制作しても曲が戻ってくることがあります。とってもいい曲だとは思ってるんで、なんで戻ってきたかを一緒に考えてほしいです。某アイドルグループに作った曲なので、僕のことがいい男に見えてくると思います」と期待を込め、ハンドマイクを片手に軽やかなステップを踏む。そこからエネルギッシュに歌い踊り、表情豊かにアイドルグループになりきった。ハイカロリーなダンスパフォーマンスで乱れた呼吸を整えると、堂島は眉村の顔が全面にプリントされた「ブツブツちあきTシャツ3」に早着替えをし、眉村の楽曲「この朝を生きている」をカバー。ハーモニカとギターに乗せてしっとりと歌い上げ、オーディエンスを存分に惹き付けた。その後、「あのコ猫かいな」「きみのため」と堂島のライブの定番とも言える2曲で彼のライブパートが終了した。

堂島孝平のお面を着けた眉村ちあき。(撮影:曽我美芽)

堂島孝平のお面を着けた眉村ちあき。(撮影:曽我美芽)[拡大]

眉村は“ネットの海”から見つけたという堂島の写真を使用したお面を着けてステージに登場。最新EP「マルコッパ達」の収録曲「レイニーデイ」で出番を始め、アンニュイな楽曲の世界観を歌とダンスで表現した。この曲が終わると「レッツラップバトル!」という眉村の宣言をきっかけに、アッパーなトラックが流れ始める。「今日はどこから来たのか笹塚? まちおか?」「鶯谷まで迷子だったんだろ。しかも車の免許持ってないらしいな。14回落ちたらしいな」と眉村と、眉村演じる堂島の熾烈なバトルが繰り広げられたが、彼女の「もう飽きちゃった」という発言で突然試合は終了。双方が勝者という結果に終わった。ライブが再開されると、眉村の実体験をもとにした「教習所」のパフォーマンスでフロアの熱気は上昇。カントリー調の「やさいせいかつ」や切ない恋心が描かれた「夕顔バラード」が次々と披露されると、場内に静かな余韻が広がった。続いて眉村の代表曲の1つ「ピッコロ虫」では彼女が堂島へのリスペクトを込めながら歌唱。「俺たちの心の堂島孝平に敬礼!」と威勢よく宣言し、敬礼ポーズを繰り返した。

左から堂島孝平、堂島のお面で顔を隠す眉村ちあき。(撮影:曽我美芽)

左から堂島孝平、堂島のお面で顔を隠す眉村ちあき。(撮影:曽我美芽)[拡大]

イスに腰かけた眉村は、堂島の「セピア」をカバー。ピアノを主体とした特別なアレンジでこの曲を歌い上げた。そして「手を取り合うからね」で牧歌的なムードを演出すると、“推し”への愛をつづった「Lovely days」で清らかな歌声を響かせ、自身の出番を終えた。眉村のライブパート後には、2人がトークを展開。このパートではステージに用意されたボックスの中から2人が質問用紙を引いていき、「お互いの第一印象を教えて」「今から30秒、踊って」などのリクエストに応えた。30秒を優に超える熱いダンスバトルでトークコーナーが締めくくられると、そのまま2人のコラボパフォーマンスへと移る。眉村の最新アルバム「ima」(アイマ)の収録曲「フリースタイルハンドメイド」では2人がマイクを口元まで持っていくが、なかなか歌おうとせず、まさに“フリースタイル”なパフォーマンスに。「FIT」の収録曲「てんてん」でも正拳突きやコミカルなダンスで観客を盛り上げるが、トラックが流れるのみで歌うことはなかった。このまま公演は終了に思われたが、アンコールに応えて堂島と眉村がステージに戻ってきた。双方のファンが見守る中、2人は「てんてん」を無事に歌いきり、ツーマンを締めくくった。

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「ライブナタリー “堂島孝平 × 眉村ちあき”」2022年8月19日 東京キネマ倶楽部 セットリスト

堂島孝平

01. いとしの第三惑星
02. 月光地帯
03. センチメンタル・シティ・ロマンス
04. NO MORE 涙
05. この朝を生きている(オリジナル:眉村ちあき
06. あのコ猫かいな
07. きみのため

眉村ちあき

01. レイニーデイ
02. 教習所
03. やさいせいかつ
04. 夕顔バラード
05. ピッコロ虫
06. セピア(オリジナル:堂島孝平
07. 手を取り合うからね
08. Lovely days

堂島孝平、眉村ちあき

01. フリースタイルハンドメイド
02. てんてん
<アンコール>
03. てんてん

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ライブナタリー @live_natalie_mu

【ライブレポ公開】

8月19日(金)に開催した、
「ライブナタリー "堂島孝平 × 眉村ちあき" 」ライブレポが、音楽ナタリーにて公開!

笑いが絶えなかった本公演を、レポ・写真にてお楽しみください!
https://t.co/88iGs5osDP

撮影:曽我美芽

#堂島孝平
#眉村ちあき
#ドウジマユムラ https://t.co/H7W9jvvpp8

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