映画館での鑑賞体験を守るための評議会が設立、「トップガン」プロデューサーが議長に

1

世界最大の映画館業界団体であるシネマ・ユナイテッドがアメリカ現地時間4月8日、著名なフィルムメーカーたちとの戦略的提携を発表。世界中の映画の未来を守り、劇場体験を支援することを目的とした「フィルムメーカー・リーダーシップ評議会」の設立を明らかにした。

「フィルムメーカー・リーダーシップ評議会」の創設メンバー。上段左からジェリー・ブラッカイマー、エマ・トーマス。下段左からライアン・クーグラー、ジェイソン・ライトマン、セリーヌ・ソン、ブラッド・バード(シネマ・ユナイテッド公式発表より引用)

「フィルムメーカー・リーダーシップ評議会」の創設メンバー。上段左からジェリー・ブラッカイマー、エマ・トーマス。下段左からライアン・クーグラー、ジェイソン・ライトマン、セリーヌ・ソン、ブラッド・バード(シネマ・ユナイテッド公式発表より引用)

高画質で見る

この新たな評議会では「パイレーツ・オブ・カリビアン」「トップガン」「バッドボーイズ」シリーズなど多数の映画をプロデュースしてきたジェリー・ブラッカイマーが議長を務め、「オッペンハイマー」「インターステラー」などを製作したエマ・トーマスが副議長を務める。なお、トーマスはこれまでも劇場体験を擁護してきた映画監督クリストファー・ノーランの公私にわたるパートナーでもある。

さらに、創設メンバーとして「罪人たち」がアカデミー賞で史上最多16部門ノミネートを果たしたライアン・クーグラー、アニメーションと実写の両分野にわたって活躍するブラッド・バード、全米監督協会(DGA)やアカデミー賞の理事を務める映画監督のジェイソン・ライトマン、「パスト ライブス/再会」で知られる韓国出身のセリーヌ・ソンが名を連ねた。今後さらに多くの映画作家が加わる見込みだ。

評議会は世界でもっとも影響力のある映画クリエイターたちを結集させ、現在の劇場興行が直面する差し迫った課題に重要なフィードバックと提言を行っていくという。現状の課題としては業界再編、持続可能な劇場公開期間、映画体験の宣伝・マーケティング、そしてイノベーションとテクノロジーの活用などが挙げられている。評議会では設立に尽力したシネマ・ユナイテッドのグレッグ・フォスターがエグゼクティブ・ディレクターを担う。

今回の発表の中で、ブラッカイマーは「観客を魅了し、息をのませるような映画──それこそが、私たち多くの者がこの業界に入った原点です。暗い劇場に座り、音に包まれながら、巨大なスクリーンに映し出される物語を見守るあの感覚は、ほかでは決して味わえないものです」、トーマスは「見知らぬ人々と集い、大画面で特別な体験を共有しながら絆を深めることには、計り知れない文化的価値があります」と劇場体験の魅力を伝える。

さらにブラッカイマーは「私たちは今、この業界の未来を左右する重要な分岐点に立っています。この素晴らしいフィルムメーカーたちのグループに加わり、シネマ・ユナイテッドとともに、世界中のあらゆる都市や町で、あらゆる場所の観客のために、その体験が永続するよう尽力できることを光栄に思います」とコメントしている。

なお、ブラッカイマーとトーマスは、4月13日から16日までラスベガスで開催されるシネマコンに出席。シネマ・ユナイテッドの社長兼CEO、マイケル・オリアリーとの座談会に臨む予定だ。

この記事の画像(全1件)

リンク

この記事が役に立ったらいいね!をお願いします

いいね!をすると、Xのタイムラインであなた向けのナタリーの記事が表示されやすくなります。

いいね!する

読者の反応

映画ナタリー @eiga_natalie

【世界中の映画の未来を守る】

劇場体験を支援する「フィルムメーカー・リーダーシップ評議会」設立

創設メンバーに「罪人たち」ライアン・クーグラーや「パスト ライブス」セリーヌ・ソン
https://t.co/cR4yCROAl0

コメントを読む(1件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 ライアン・クーグラー / ブラッド・バード / ジェイソン・ライトマン / セリーヌ・ソン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。