世界最大の映画館業界団体であるシネマ・ユナイテッドがアメリカ現地時間4月8日、著名なフィルムメーカーたちとの戦略的提携を発表。世界中の映画の未来を守り、劇場体験を支援することを目的とした「フィルムメーカー・リーダーシップ評議会」の設立を明らかにした。
この新たな評議会では「パイレーツ・オブ・カリビアン」「トップガン」「バッドボーイズ」シリーズなど多数の映画をプロデュースしてきたジェリー・ブラッカイマーが議長を務め、「オッペンハイマー」「インターステラー」などを製作したエマ・トーマスが副議長を務める。なお、トーマスはこれまでも劇場体験を擁護してきた映画監督クリストファー・ノーランの公私にわたるパートナーでもある。
さらに、創設メンバーとして「罪人たち」がアカデミー賞で史上最多16部門ノミネートを果たした
評議会は世界でもっとも影響力のある映画クリエイターたちを結集させ、現在の劇場興行が直面する差し迫った課題に重要なフィードバックと提言を行っていくという。現状の課題としては業界再編、持続可能な劇場公開期間、映画体験の宣伝・マーケティング、そしてイノベーションとテクノロジーの活用などが挙げられている。評議会では設立に尽力したシネマ・ユナイテッドのグレッグ・フォスターがエグゼクティブ・ディレクターを担う。
今回の発表の中で、ブラッカイマーは「観客を魅了し、息をのませるような映画──それこそが、私たち多くの者がこの業界に入った原点です。暗い劇場に座り、音に包まれながら、巨大なスクリーンに映し出される物語を見守るあの感覚は、ほかでは決して味わえないものです」、トーマスは「見知らぬ人々と集い、大画面で特別な体験を共有しながら絆を深めることには、計り知れない文化的価値があります」と劇場体験の魅力を伝える。
さらにブラッカイマーは「私たちは今、この業界の未来を左右する重要な分岐点に立っています。この素晴らしいフィルムメーカーたちのグループに加わり、シネマ・ユナイテッドとともに、世界中のあらゆる都市や町で、あらゆる場所の観客のために、その体験が永続するよう尽力できることを光栄に思います」とコメントしている。
なお、ブラッカイマーとトーマスは、4月13日から16日までラスベガスで開催されるシネマコンに出席。シネマ・ユナイテッドの社長兼CEO、マイケル・オリアリーとの座談会に臨む予定だ。
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映画ナタリー @eiga_natalie
【世界中の映画の未来を守る】
劇場体験を支援する「フィルムメーカー・リーダーシップ評議会」設立
創設メンバーに「罪人たち」ライアン・クーグラーや「パスト ライブス」セリーヌ・ソン
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