同番組は、さまざまな旅人が“今まで知らなかった京都”をより深掘り、新たな魅力を発見するもの。文学座で3期違いの先輩・後輩の間柄である2人は、文化財修復現場の最前線を取材するため、平安神宮、知恩院、比叡山延暦寺、西本願寺などを訪れた。さらに通常は非公開の現場にもカメラが潜入し、貴重な文化財を修復する様子と、歴史を担い未来へとつなぐ人々の思いに迫る。
収録を終え、中村は「お寺や神社が“存続する”“続ける”っていう作業に対して非常に力を入れていることをまざまざと感じましたし、その結果、今がある。そんなことをつぶさに感じながら見させていただきました」、内藤は「修復という仕事は、名前の書いていない名刺を誰かに渡すような感覚なのかなと。『今は自分がやりました。でも、次はお願いしますね』って受け渡されていく感じは感動に近いものがあったし、今回間近でその仕事を見ることができて、本当に意義深い番組になったなと思います」と心境を明かした。
なお中村が監督・出演した映画「
「『BS朝日開局25周年記念 あなたの知らない京都旅~1200年の物語~』未来へつなぐ!国宝&世界遺産の美 大修復に密着」番組情報
放送局・放送日時
BS朝日 2026年1月29日(木)20:00~21:54
出演者
旅人:中村雅俊 / 内藤剛志
ナレーション:窪田等
中村雅俊・内藤剛志 コメント
「修復」をテーマに、京都の寺社を巡った感想
中村雅俊 俺は平安神宮と比叡山延暦寺を訪ねたんですが、新たな変化に驚かされましたね。お寺や神社が“存続する”“続ける”っていう作業に対して非常に力を入れていることをまざまざと感じましたし、その結果、今がある。そんなことをつぶさに感じながら見させていただきました。延暦寺なんて、あんな巨大な建物なんだけど、やっていることは本当に地道。小さな作業をコツコツと積み重ねていくその姿には胸を打たれました。
内藤剛志 西本願寺でもおっしゃっていましたが、いろんなところがちょっとずつ傷んでいくし、常に修復をしなきゃいけない。しかも100年単位での作業だったりする。そういう努力のもとでお寺が存在し続けているんですよね。知恩院の勢至堂も一度ほとんどを解体し、できるだけ元の材を使って直していかれる。「次に修復する人がやりやすいように」ということを初めから想定した上でやってらっしゃるっていうのがすごいと思いました。修復という仕事は、名前の書いていない名刺を誰かに渡すような感覚なのかなと。「今は自分がやりました。でも、次はお願いしますね」って受け渡されていく感じは感動に近いものがあったし、今回間近でその仕事を見ることができて、本当に意義深い番組になったなと思います。
修復を通して未来へつなぐという点で、心に残ったことは
中村 修復ってとてつもなく時間がかかるんですよね。しかも国宝級の建物を修復しても、自分の名前は残らない。でも、先人からリレーみたいにバトンをもらって、次の人に渡すっていうことを意識している。そういう技術のリレーがずっと続いてきたんだなと思うと、胸にくるものがありました。延暦寺では、23歳の宮大工にも出会ったんです。彼は根本中堂の屋根の部分を担当していて、修復が終われば彼の仕事ぶりは誰も見られないんだけど、それでも本人はやりがいを感じながらやっていました。その姿にこちらも刺激を受けましたし、建物だけでなく人を育てている空気を感じましたね。
内藤 僕は、知恩院で修復に携わる現場監督と出会ったのですが、印象的だったのは、なぜこの仕事をしているのかと尋ねたら、「好きだから」と即答されたこと。それを聞いて、きっとこれまでずっとつないできた名もない人達も、みんなこの仕事が好きだったんだろうな…と。名前が残らなくても「私は好きだから」というのは勉強になりました。僕も名前を残さないような俳優になっていきたいと思います(笑)。
文学座の先輩・後輩という間柄の2人は、番組初共演。息ぴったりの掛け合いを見せていたが
内藤 打ち合わせゼロですから(笑)。先輩とは芝居で共演しても、音楽とかそんな話をしてましたよね。
中村 そう、待ち時間に俺のキャンピングカーの中でセッションしたりね(笑)。文学座で一緒だったというのは、例えば同じ故郷出身の人を応援したくなるとか、そういうのに似たような感情だよね。
内藤 先輩は3期上で既に売れてたし、僕もすぐ(文学座を)出ちゃったし。でも昔、文学座1期の樹木希林さんと渡辺徹と3人で番組が一緒になったとき、希林さんに「一回は同じものを夢見た仲間じゃない」って言われたんですよ。
中村 いい言葉だね。確かに、同じ方向を見た瞬間があったっていう意識はあるよね。
今度2人で「京都旅」をするとしたら
中村 喫茶店でずっとしゃべってるとか(笑)。
内藤 京都タワーの上で京都の街を見ながら、ずっと先輩と芝居について語るっていう…違う番組になっちゃうか(笑)。
中村 しかし京都は知ってるつもりでも、まだまだ知らないことがあるね。歴史も、人も、食べ物も…本当に奥が深い。
内藤 世界でもこんな場所はなかなかないですよね。「信長が」「家康が」って、歴史上の人物もまるで近所の人みたいに語れる街ですから。またぜひ、2人で京都を巡らせていただけるのなら楽しみですね。
中村雅俊の映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
中村雅俊と内藤剛志「あなたの知らない京都旅」で文化財修復の最前線を取材(コメントあり)
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