小室哲哉が本人役で登場、ショートドラマ「地下アイドルの方程式」予告映像解禁

小室哲哉が総合プロデュースを担当、リリー・フランキーらが出演するショートドラマ「地下アイドルの方程式」の予告映像が解禁された。

本作はかつてCMソング界を席巻したものの、今は孤独な日々を送る中年男性・音部の視点から描かれる物語。ある日、彼は家庭にも社会にも見放されながらも歌い続ける少女・愛子に出会い、彼女の歌声により失われた情熱が呼び起こされる。音部は愛子の才能を信じ地下アイドル業界に飛び込むが、そこには搾取、ハラスメント、暴力、裏切りが蔓延していた。そんな中、いじめを受けていた少女・ルカや、夢を諦めた元バンドマン・アイベリーらが加わり、3人組のユニット「OVAL SISTEM」を結成。「声は誰かを救えるのか？」という問いを抱きながら、音部たちはSNSとライブを武器に地下から這い上がる。音部をリリーが演じ、愛子役を安倍乙、ルカ役を片田陽依、アイベリー役をかのうみゆが担った。小室も本人役で出演するほか、アイドル業界の闇を象徴する男・飯沼に中野英雄が扮する。

YouTubeで公開された予告映像にはOVAL SISTEMのライブシーンや、「僕にプロデュースさせてもらえませんか？」というセリフとともに小室が登場する場面などが収められた。また小室が書き下ろした主題歌「Never Alone」と劇中歌「I Surrender」の一部をいち早く聴くことができる。「Never Alone」について小室は「深みや仕掛けよりその瞬間、勢い、衝動を忘れないためにある楽曲」とコメント。「I Surrender」については愛子たちと音部をイメージし、「だんだん距離が近づいていってくれたら良いなと思って最近では珍しくピアノと歌でシンプルに作りました」と語った。小室のコメント全文は下記に掲載している。

全30話のショートドラマ「地下アイドルの方程式」は、12月23日正午よりDMMショートで独占配信。「Never Alone」と「I Surrender」は、12月23日より各種サブスクにてリリース開始予定だ。

ショートドラマ「地下アイドルの方程式」予告映像

小室哲哉による楽曲へのコメント

主題歌「Never Alone」について

彼女は、彼は、ひとりだった。曲はそんな始まりです。その言葉から自分は30年前頃の生き急ぐ感じを思い出しました。ライブ演奏シーンで最も活きる疾走感、高揚感のある曲です。決して1人では似合わない、3人、4人、10人、100人、沢山の熱量を感じて仕上がった曲で、そうか縦画面か、より切迫感あるかもと､､､。深みや仕掛けよりその瞬間、勢い、衝動を忘れないためにある楽曲だと思います。

劇中歌「I Surrender」について

東京ドームにリリーさんとローリングストーンズ、観に行ったなあ、誘ってもらったんだった､､､。音部役に息子がいたら、やはり親子でオアシスとか行っていただろうか。愛子たちと音部はそんな曲でだんだん距離が近づいていってくれたら良いなと思って最近では珍しくピアノと歌でシンプルに作りました。人生には負け気味、でも音楽には愛されている。そんな歌詞もサラッと書けたかも。多くの人のサビのユニゾンが聴きたい曲です。