本作の物語は、かつてCMソング界を席巻したものの、今は孤独な日々を送る中年男性・音部の視点から紡がれる。彼はある日、家庭や社会に見放されながらも歌い続ける少女・愛子と出会う。彼女の歌声によって失われた情熱を呼び起こされた音部は、彼女の才能を信じて過酷な地下アイドル業界に飛び込むことに。しかしそこには搾取、ハラスメント、暴力、裏切りなどが蔓延していた。そんな中、いじめを受けていた少女・ルカや、夢をあきらめた元バンドマン・アイベリーが加わって3人組のユニット・OVAL SISTEMを結成。「声は誰かを救えるのか?」という問いを抱きながら、音部たちはSNSとライブを武器に地下から這い上がる。
小室と旧知の仲であるリリーが、音部役で起用された。音部は暴漢に襲われていた愛子を助けるも、暴漢がヤクザ絡みの芸能事務所に所属していたことから法外な慰謝料を請求される。その返済代わりに、愛子が入れられた地下アイドルグループの楽曲制作を担うことになるのだった。
愛子役に「きみは面倒な婚約者」の
2025年4月に楽曲「SNSって」でデビューしたOVAL SISTEM。小室は本企画の経緯を「OVAL SISTEMは新人のアーティストなのでなかなかタイアップなど取れないですが、だったらドラマを自分たちで出来たらいいな、という逆転の発想でした」と告白し、「リリーさん演じる音部さんというキャラクターだったら作りそうな楽曲を作ることができました」と振り返る。一方でリリーは「歳を取ると若い人たちから貰うエネルギーが強い、若い人たちが時代を教えてくれる。だからお父さん世代の人たちにも観てほしい」と伝えた。安倍、片田、かのうのコメントは後掲の通り。
小室哲哉 コメント
企画の経緯について
モチーフにしているOVAL SISTEMは新人のアーティストなのでなかなかタイアップなど取れないですが、だったらドラマを自分たちで出来たらいいな、という逆転の発想でした。贅沢すぎなのですが、主題歌もできるしPVも撮れるし良い事がたくさんあるなと思って、今回の企画をお願いしました。
リリー・フランキーの出演について
そして音楽ドラマだったらリリーさんしかいないな、と思って誘わせていただきました。
楽曲はリリーさんをイメージして作ることができて、もちろんOVAL SISTEM役の3人もそうだけど、リリーさん演じる音部さんというキャラクターだったら作りそうな楽曲を作ることができました。
音部さんが自分なんてどうせ負け犬なんだ、という感情になる人間だから、とてもインスパイアさせていただき、楽曲と言葉が生まれました。
OVAL SISTEM役の3人にも新鮮に聴こえていると思います。
注目してほしいポイント
ショートドラマではなかなか無い熱量のシーンもあります。僕がメインとなって仕切らなきゃいけないシーンもあり、頑張りましたので皆さんご覧ください。
リリー・フランキー コメント
出演の経緯について
縦型のショートドラマというのは経験したことがなかったので、面白い試みで新しい事をやるには良いかなと思ったのと、小室さんから「僕も出ます」と強調されたので、楽しみにしてきました。
最近会えていなかったので、こういう機会で会っておかないと、と思い。生存確認の為に。
演じた音部というキャラクターについて
演じた音部という人間は世界中、日本中のお父さんの代表と言いますか、どんなお父さんにも少年時代があって、そして自分の中の美意識みたいなものを抱えながら生きていると思うんですね。歳を取ると若い人たちから貰うエネルギーが強い、若い人たちが時代を教えてくれる。だからお父さん世代の人たちにも観てほしい。縦型動画が若い人たちのメディアだ、と思わないで、だからどんどん私みたいなジジイが出た方が良いと思っています。
注目してほしいポイント
小室さんの初登場シーン、めっちゃバズると思うので是非楽しみにしていただきたい。
現場では異様な高揚感が生まれたので、小さな画面でも十分伝わると思います。
あと、携帯で自分が動いているのを観たことが無いので、“俺の縦”を是非観てください(笑)。
安倍乙 コメント
オファーを受けた当時や、脚本を読んだ際の感想
お話をいただいた時はとても驚きましたが、純粋に嬉しかったです。
タイトルから想像できるキラキラした世界の裏側に登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に描かれていて、脚本を読みながら何度も胸が熱くなりました。
アイドルという存在の光と影、その中で揺れる気持ちの機微が繊細に描かれており、この世界に自分が参加できることを光栄に感じました。
撮影を振り返って
小室さんプロデュースというお話を聞いた瞬間、正直自分のこととは思えないほど驚きました。小さい頃からテレビや音楽番組でずっと見てきた方なので、同じ作品に関わらせていただく日が来るなんて想像もしていませんでした。
小室さんが初めてドラマをプロデュースされるということでどうなるんだろう…?というワクワク感がありました!
そしてリリーさんとの共演は、最初は緊張が大きかったのですが実際にお会いするととても気さくでよくお話ししてくださる方で、すぐに心がほぐれました。
私が緊張していることにも気づいて声をかけてくださったり、自然なムードを作ってくださったりととてもありがたい存在でした。
OVAL SISTEMとしての撮影は、グループならではの距離感や集まったときのエネルギーがとても心地よく、チームとして徐々に呼吸が合っていく過程が楽しかったです。現場全体が前向きで、作品に向かう熱量が常に高く本当に幸せな時間でした。
視聴者へのメッセージ
本編は、夢を追う人たちの輝きだけでなく、その裏にある葛藤や痛み、そしてそれでも前に進もうとする強さが丁寧に描かれています。アイドルを好きな方はもちろん、何かに挑戦している方、あるいは一度立ち止まった経験がある方にもきっと寄り添う瞬間が見つかるはずです。
この作品が、誰かの心をそっと後押しするような存在になれたら嬉しいです。そして、OVAL SISTEMとして生きた私たちの姿を、ぜひ楽しんでいただけますと幸いです。
片田陽依 コメント
オファーを受けた当時や、脚本を読んだ際の感想
最初に伺ったのは、日本の音楽史に大きな影響を与えたレジェンド音楽家の方と、作家やイラストレーターなどマルチに活躍し、日本映画界で大きな存在感を放つ俳優の方のお名前。そんなお二方とご一緒できるなんて、ただただ信じられない気持ちでした。
物語の中にも、現実のスケールが一気に変わる瞬間があって、それがその時の自分の状況と重なっていて。お話をいただいた時点で、すでに役として生き始めているような感覚がありました。
人間臭さを誤魔化さずに描きながら、
そこに宿る思いが、歌によって強く、美しく救われていく。そんな力を持った作品だと感じました。
撮影を振り返って
小室哲哉さんプロデュース作品なので、楽曲がとにかく圧倒的。どの曲も、耳に残る中毒性と、物語を前に進める力強さがあります。縦型ショートドラマとの相性も抜群で、1話まるごと歌そのものを楽しめる回があるのも、この作品ならではの魅力だと思います。
そして小室さんご本人は、まるでファンタジーの世界から来たかのような雰囲気を持つ、柔らかくて温かい方でした。
リリーフランキーさんのお芝居は、本当にクリエイティブで圧巻でした。
動きすべてに意図があって、映像としての面白さをどんどん広げていくような表現に、大きな刺激を受けました。さらに、カメラが回っていない時も、お芝居の最中でも、ユーモアで現場を明るくしてくださる陽気な方でした。
ライブシーンでは、実際に1000人ものお客様の前でパフォーマンスをさせていただきました。ステージからの景色は、演技というより本物のライブそのもの。
いつも気さくに話しかけてくださる愛子役の安倍乙さんや、どんなときも笑顔で助けてくださるアイベリー役のかのうみゆさんと一緒だったので、本当に心強かったです。
視聴者へのメッセージ
登場人物それぞれが抱えた苦悩や葛藤が、歌によってそっと救われ、また新しい縁で繋がっていく。その先にある、ひとりひとりの存在証明を、感じ取っていただけたら嬉しいです。
だけど、あまり難しく考えず、まずは純粋に物語と音楽を楽しんでください!
かのうみゆ コメント
オファーを受けた当時や、脚本を読んだ際の感想
小室哲哉さんの音楽が軸となっているドラマというところが、歌手活動をしている自分としては、魅力的でした。
音楽を通してキャラクターが全く違う3人の距離が近づき、友情だったり青春だったりと心が動かされるところが自分の過去と少しオーバーラップして懐かしさを感じるなと思いました。
撮影を振り返って
オファーを受けた役が、ギターを弾く役どころだったので自分自身もギターを弾くので得意な分野でしたし、お芝居でも自分と重なるところもあったりして役に入りやすかったです。
幼少期は、生活の中に小室さんの音楽が流れていた環境でもあったので、一緒に共演させていただく事が驚きでしたし、同じ福岡出身であるリリーフランキーさんの活躍は、よく拝見していたので、地元の大先輩として現場でたくさん学ぶものがありました。
視聴者へのメッセージ
小室さんの楽曲と共に重なり合う3人の各々の情熱だったり、周囲の人達に支えてもらって創り上げたラストシーンだったりと、ショートドラマですが、こんなにも心情が一曲の歌のように揺れ動くストーリーが魅力的です。
あと、夢は人の繋がりを大切に決して諦めないってことを受け取ってほしいです。
norikichishio @norikichishio
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