西崎羽美が監督・脚本「よそ者の会」のオリジナル版とセルフリメイク版を2本立て上映

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西崎羽美が監督を務めた映画「よそ者の会(2023年)」と、セルフリメイク版「よそ者の会(2025年)」の2本立て上映が、東京・ユーロスペースにて2026年1月24日より1週間限定で開催決定。あわせて新たな予告編がYouTubeで解禁された。

「よそ者の会」2本立て上映の告知ビジュアル

「よそ者の会」2本立て上映の告知ビジュアル [拡大]

第18回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞を受賞し、第20回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門に正式出品された「よそ者の会(2023年)」は、大学構内の“よそ者”たちの不穏な集いを描く青春群像劇。大学の清掃員として働きながらひそかに爆弾作りに没頭する主人公・鈴木槙生は、学生の坂田絹子が主催する奇妙な集まりに興味本位で足を運ぶ。表面的には平穏に見える会の内側で、やがて彼らの奥底に眠っていた衝動がゆっくりと目を覚まし始めるのだった。セルフリメイク版は、現在開催中の第26回TAMA NEW WAVEコンペティション部門にノミネートされている。

「よそ者の会(2023年)」場面写真

「よそ者の会(2023年)」場面写真 [拡大]

「よそ者の会(2025年)」場面写真

「よそ者の会(2025年)」場面写真 [拡大]

2023年版には川野邉修一坂本彩音比嘉光太郎、2025年版には川野邉、坂本、藤家矢麻刀、伊藤優気、みすみのりが出演。このたび公開された予告映像には、“よそ者”たちが日々の鬱憤や殺伐とした感情について語り合う様子や、鈴木が会合に爆弾を持ってくるシーンなどが切り取られた。西崎は今回の2本立て上映に際し「同じ会合を軸にしながらも、登場する人々も出来事も異なる二つの作品。その間に流れる時間の重なりや、映像に滲む変化を感じながら、自由に楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメントしている。

映画「よそ者の会(2023)」+「よそ者の会(2025)」予告編

西崎羽美 コメント

西崎羽美

西崎羽美 [拡大]

2023年に撮った「よそ者の会」を、さまざまな経緯を経て翌年の2024年にもう一度撮り直すことになりました。
一度完成した作品をあえてリメイクするという少し風変わりな試みを経て、気づけば「よそ者の会」は2023年から現在に至るまで、私の映画づくりの軸としてあり続けています。

この二つの作品は、私の映画人生を確かに前へと導いてくれた、かけがえのない存在です。
2025年5月、テアトル新宿で行った一日限りの二本立て上映は、ありがたいことに満席となり、多くの方とこの二つの「よそ者の会」を共有できたことが、何よりの喜びでした。

同じ会合を軸にしながらも、登場する人々も出来事も異なる二つの作品。
その間に流れる時間の重なりや、映像に滲む変化を感じながら、自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。

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西崎羽美が監督・脚本「よそ者の会」のオリジナル版とセルフリメイク版をユーロスペースで2本立て上映(コメント / 予告映像あり)
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#よそ者の会 https://t.co/BKBBPBWgav

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