「
2014年にテレビ朝日系でスタートしたドラマ「緊急取調室」では、たたき上げの取調官・真壁有希子を中心に、可視化設備を備えた特別取調室で凶悪犯たちと心理戦を繰り広げる専門チーム・緊急事案対応取調班、通称キントリの活躍を描いてきた。先日放送されたシーズン5最終回を経て、シリーズは「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」でフィナーレを迎える。
イベント冒頭、天海は「平坦な道のりではなかったですが、映画が完成しました。とても幸せですし、12年間の感謝を込めて公開できることを幸せに思います」と万感の思いを口にする。キントリの管理官・梶山勝利役の田中は「注意事項が1つあります」と切り出し、「天海さんの目力に負けないように。僕はこの映画を観て涙ぐんでしまいました。悲しくてじゃなくて、天海さんの目力に負けて、です」と笑いを誘った。
完成した作品について、天海は「私たちが調べてきた事件の裾野がどんどん広がって、とても大きな事件が明らかになっていく」と語り、事件の鍵を握る佐々木に話を振る。劇場版のゲストで、総理を襲撃する森下弘道役の佐々木は「とにかく“丸裸”にされました(笑)」とジョークを交えつつ、「取調室は360度、どこからでも見られている感じがする」と独特の緊張感を回想。同じくゲストで、総理大臣・長内洋次郎役の石丸は「(天海が)強い目力で迫ってきますからね。クランクインの日がクライマックスの撮影で、そのあと寝込みました。そのぐらいのパワーがありました」と打ち明けた。
ゲストとの共演について、天海は「佐々木さんとは共演回数が多く信頼があるので、遠慮なくバーンとやらせてもらった」と振り返る。一方の石丸に対しては「初共演でしたが、貴公子のような品格があって……この人を取り調べなきゃいけないわけですよ。申し訳ない気持ちにもなった」と語りつつ、「お互いの正義のぶつかり合いも面白いですし、総理をどうやって取調室に連れてくるのかも見どころ」とアピール。石丸は「将棋の一手一手を考えながら指すような緊迫感でした」と応じた。
イベント後半では、劇中さながらに椅子と机が用意され、天海が佐々木と石丸を“取り調べ”る一幕も。天海が「黙秘権はありますが今回は認めません!」と宣言し、あらかじめファンから募集した質問を読み上げていく。「キントリメンバーは『天海さんが怖い』とよく冗談で言っていますが、どう思いますか?」と佐々木に迫ると、佐々木は「怖いと思ったことは……ございませんよ。頼もしいと思ってます」と慎重に回答。しかし天海に「目そらさないで」と詰められると、「やっぱり怖いですねえ(笑)。でも、このぐうたらなおっさんたちを引っ張るには多少どやさないとね」とフォローし、天海を納得させる。
石丸は「キントリのシリーズ最後に取り調べられると知ったときの気持ちは?」と問われ、「天海祐希という人に会いたかった」と即答。天海が「いい!」と満足げに声を上げると、石丸は「普段は可憐なのに、目がギラっと変わる。そのパワーに触れて(撮影後に)発熱してしまいましたが、うれしい熱でした」としみじみ口にした。
最後に天海は「12年間、それぞれの思いを持って駆け抜けてきました。その集大成がこの映画です。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。この作品が全国に届きますように。そして、いつまでも『緊急取調室』が皆さんの心の中にありますように」と感謝の言葉で締めくくった。
「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」は12月26日より全国公開。

EdBlock @EdBlock01
@eiga_natalie 取り調べメンバー豪華すぎる。佐々木蔵之介が丸裸で、石丸幹二が発熱って情報量多い(笑)。この顔ぶれ揃った現場、絶対空気が濃かったはず。