フィンランド映画祭で新作5本を日本初上映、「枯れ葉」アルマ・ポウスティ主演作も

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特集上映「フィンランド映画祭2025」が11月8日から14日にかけて東京・ユーロスペースで開催。フィンランドの新作映画5本が日本初上映される。

「オレンダ」場面写真

「オレンダ」場面写真

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「コンクリートナイト」のピルヨ・ホンカサロが手がけた「オレンダ」は、、夫を自殺で亡くしたオペラ歌手ノラと司祭ナタリアの出会いと赦しを描く物語。「枯れ葉」のアルマ・ポウスティと、脚本も手がけたピルッコ・サイシオがダブル主演を務めた。タイトルは“万物に宿る目に見えない力”を意味する。

フィンランド中南部の村を舞台にした風刺コメディ「100リットルのゴールド」は、姉妹が結婚式用に伝統的なビール・サハティを醸造するも、前日に仲間とともに飲み干してしまい右往左往するドタバタ劇。「タイタニックを見たくなかった盲目の男」「ペット安楽死請負人」のテーム・ニッキが監督を務めた本作は、2026年アカデミー賞最優秀国際長編映画賞のフィンランド代表に選出されている。

「100リットルのゴールド」場面写真

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「リンゴ泥棒」は、失恋に傷付く青年と古着店の店員が偶然出会い、一夜を通じて心の交流を深める物語だ。俳優やプロデューサーとしても活動する監督サンッパ・バタールが、悲しみから立ち直る人々を個性的なキャストで描き出し、“フィンランドのアカデミー賞”ことユッシ賞でアンサンブル演技賞と助演賞をもたらした。

「リンゴ泥棒」場面写真

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「消えない光」は映画監督でありミュージシャン、ビジュアルアーティストとしても活動するラウリ=マッティ・パルッペイの長編デビュー作。幼い頃から将来を嘱望されてきたフルート奏者が精神的に挫折するも、実験音楽を作る旧友とのセッションを通じて自分を見つめ直すさまが描き出される。

「消えない光」場面写真

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「シーヒャー反抗的な妖精」のイェンニ・トイヴォニエミ監督作「バタフライ」では、悲観的な娘と楽観的な父を軸としたドラマが展開。、経済大臣の補佐官を務める生真面目な娘と、かつては売れっ子歌手だったが現在は車で寝泊まりする父が、タンゴフェスティバルで激しくぶつかり合う。

「バタフライ」場面写真

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上映後には一部作品でオンラインQ&Aも予定されており、11月8日「オレンダ」上映後には主演のポウスティ、11月9日「リンゴ泥棒」には監督のバタールがゲストとして参加する。チケットはユーロスペース劇場窓口およびオンラインにて販売中。

「フィンランド映画祭2025」開催概要

会場

東京都 ユーロスペース

期間

2025年11月8日(土)~14日(金)

料金

1500円均一

イベント情報

11月8日(土)16:30~「オレンダ」上映後オンラインQ&A
ゲスト:アルマ・ポウスティ

11月9日(日)16:30~「リンゴ泥棒」上映後オンラインQ&A
ゲスト:サンッパ・バタール

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読者の反応

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野崎洋子 @mplantyoko

フィンランド映画祭かー 忙しくて何本見れるのやら?? 「フランケンシュタイン」も見たいしなぁ。

フィンランド映画祭で新作5本を日本初上映、「枯れ葉」アルマ・ポウスティ主演作も https://t.co/vDbAACaaPh

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