1995年に公開された本作は、ボクシングを題材にした恋愛格闘劇。保険会社のサラリーマン・津田義春は、かつての友人であるプロボクサーの小島拓司と再会した。拓司は義春の婚約者・ひづるを誘惑し、やがて彼女は拓司と暮らし始める。ひづるを失った義春は拓司への憎しみを募らせ、拓司の通うボクシングジムに入門。取り憑かれたようにトレーニングに励むようになる。
監督のほかプロデューサー・脚本・撮影・美術監督・照明・編集を担当した塚本晋也が義春役で出演。
塚本晋也は「最初にゴングが鳴り響いてから、血で血を洗う恋愛格闘劇が始まります。都市という空間に生きる現代人の孤独と爆発を描きました。“都市と人間”というテーマで映画を作っていた時期の代表作になります」とコメントしている。「東京フィスト」の上映劇場・上映期間は以下の通り。東京・新文芸坐 、千葉・キネマ旬報シアターでは初日に塚本晋也らが登壇するトークショーが行われる。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
塚本晋也 コメント
「鉄男」につながるコンセプトでボクシング映画を作りました。
最初にゴングが鳴り響いてから、血で血を洗う恋愛格闘劇が始まります。都市という空間に生きる現代人の孤独と爆発を描きました。
“都市と人間”というテーマで映画を作っていた時期の代表作になります。
夢か現実か判然としない都市生活で、保険の勧誘員として安全を売っていた主人公が、リングというそこでは野生を爆発させることのできる世界に
傾斜していく物語です。
ぜひ劇場の大きなスクリーンで強烈なパンチを浴びてみてください。
「東京フィスト」上映情報
東京都・新文芸坐
2025年11月20日(木)~22日(木)
※11月20日は塚本普也・藤井かほり・塚本耕司登壇のトークイベントあり
千葉県・キネマ旬報シアター
2025年11月15日(土)~21日(金)
※11月15日は塚本普也登壇のトークイベントあり
茨城県・あまや座
2025年12月6日(土)~12日(金)
愛知県・シネマスコーレ
2025年12月上旬
※特集上映「塚本晋也監督『東京フィスト』までの道程」として「
大阪府・シアターセブン
2025年12月6日(土)~12日(金)
熊本県・DENKIKAN
2025年11月22日(土)、23日(日・祝)
塚本晋也tsukamoto_shinya @tsukamoto_shiny
『東京フィスト』が30周年を迎えました。記念上映をいたします。ぜひパンチを浴びにいらしてください。
新文芸坐では藤井かほりさん、塚本耕司(実弟)、私のトークを。キネマ旬報シアターでは私がトークに参ります。 https://t.co/7XYmB78xdr