劇場長編アニメーション「
同作では、陸上競技100m走の世界で最速に挑む男たちの狂気と情熱が描かれる。生まれつき足が速い“才能型”の主人公トガシを演じた松坂は「いろいろな映画が公開される中、本作を選んでくれてありがとうございます! 上映前とのことですが、まもなくとんでもない至極の10秒が始まります。最後まで体感してください」と挨拶。トガシとの出会いから100m走にのめり込む“努力型”のスプリンター・小宮に声を当てた染谷は「大きなスクリーンとスピーカーから臨場感が迫ってきます」と呼びかける。
スクリーンには観客から寄せられた感想コメントが映し出された。「陸上の知識が1mmもなくても楽しめた」という言葉に、松坂は「陸上の根本がわからなくても登場人物や物語に引き込まれて面白かったというのは、作った側としてもうれしい」とほほえむ。染谷は「岩井澤監督が作り上げる唯一無二のアニメーション」との絶賛に、「自分もそう思いました。実写をアニメに落とし込むロトスコープという技法で撮られた場面は、実写でもないしアニメでも観たことのない映像で、走るシーンでのカメラの手持ち感が臨場感を訴えてきました」と太鼓判を押す。
100m走の日本代表だった親を持つ中学陸上界のスター選手、仁神役で参加した笠間は「10秒という時間の中に、“生き様”や根性を詰め込んで一気に発散させるパッションがものすごい! その描き方によって、ただの10秒が今まで感じたことのない10秒になった。時間の描き方に痺れました」と明かす。トガシの通う鰯第二高校陸上部の先輩部員・浅草を演じた高橋は「声優がよすぎる!」という評価に触れつつ、「それぞれのキャラクターの表情と人相に声がピッタリ! 過去を描かずとも、そのキャラクターの人生がにじんでいるお声をしている。これじゃ自分で自分を褒めているみたい(笑)」と照れていた。
そして競技シーンのアフレコを振り返り、松坂は「陸上関係の方に実際の呼吸法を教えていただいた。走っているシーンは今まで吐いたことのないような息の吐き方をして、後半は辛かったですね」と苦笑い。笠間は「吸って吐いての息継ぎで、一番辛い呼吸をしました」と回想した。
最後に染谷は「誰が観ても心に刺さる言葉があり、臨場感があります。ぜひ味わってほしいです」、松坂は「静寂と興奮と情熱が詰まった10秒を本作で体感することができます。映像と音を存分に体感していただき、その臨場感から自分が実際に劇中にいるかのような感覚になれると思います」とメッセージを送った。
「ひゃくえむ。」は全国で上映中。
映画「ひゃくえむ。」本予告映像
松坂桃李の映画作品
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「ひゃくえむ。」オリジナルサウンドトラック
2025年9月17日発売
keills @bxnutk9464
松坂桃李「ひゃくえむ。」で“至極の10秒”をアピール、笠間淳も時間の描き方に痺れる
劇場長編アニメーション「ひゃくえむ。」の初日舞台挨拶が、9月19日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催。キャストの松坂桃李、染谷将太、笠間淳、高橋李依、監督の岩井澤健治が登壇した。
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