カンヌ映画祭受賞作「Vingt Dieux」公開、コンテチーズの生産地に生きる若者の青春譚

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フランスで約100万人を動員した映画「Vingt Dieux(原題)」が、「ホーリー・カウ」の邦題で10月10日に公開。同作では“フランスで最も愛されるチーズ”とも言われるコンテチーズの生産地・ジュラ地方を舞台に、村で生きる若者たちの青春の日々が描かれる。

「ホーリー・カウ」ポスタービジュアル

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「ホーリー・カウ」場面写真

「ホーリー・カウ」場面写真[拡大]

本作の主人公は仲間と酒を飲み、パーティに明け暮れる18歳の青年トトンヌ。気ままに日々を送っていたトトンヌだったが、チーズ職人だった父親が不慮の事故で亡くなったことで生活は一変し、7歳の妹の面倒を見ながら生計を立てていくことに。そんなとき、賞金3万ユーロが出るチーズコンテストの存在を知り、彼は伝統的な製法で最高のコンテチーズを作ることを決意する。「ホーリー・カウ(holy cow)」とは英語において「マジかよ!」といった驚きを表す表現で、「vingt dieux」も近い意味合いを持つフランス語の感嘆詞だ。

監督は、ジュラ地方の農家に育ち、リヨンの映画学校「La CinéFabrique」で学んだ新鋭ルイーズ・クルヴォワジエ。卒業制作によって、2019年に第72回カンヌ国際映画祭の若手育成部門であるシネフォンダシオンでグランプリを受賞した。なお本作は2024年の第77回カンヌ国際映画祭のある視点部門でユース賞を獲得したほか、2024年のジャン・ヴィゴ賞、2025年のセザール賞 最優秀新人監督賞も与えられている。

キャストは全員が演技未経験。クレマン・ファヴォー 、ルナ・ガレ、マティス・ベルナール、ディミトリ・ボードリ、マイウェン・バルテレミ、アルマン・サンセ・リシャール、リュカ・マリリエ、イザベル・クラジョーが出演した。脚本をクルヴォワジエとテオ・アバディが手がけている。YouTubeでは予告編が公開中。

「ホーリー・カウ」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次上映される。提供はキングレコード、配給・宣伝はALFAZBETが担当。

映画「ホーリー・カウ」予告編

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カンヌ映画祭受賞作「Vingt Dieux」公開、コンテチーズの生産地に生きる若者の青春譚

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