東京・渋谷の映画館ユーロスペースが、明日7月1日より鑑賞料金および会員制度を改定。基本料金は一般が1900円から2000円に値上げされる。新会員制度では、入会時に30歳未満の場合は年会費が半額の税込500円に。会員カードも新たにデザインされた。
通常の年会費は税込1000円で変更なし、会員の鑑賞料金も1300円の据え置き。学生料金の対象ではない30歳未満の人は、1回の鑑賞で700円という年会費以上の割引が受けられる。この取り組みは同館の「学生でない若い方々に、もっと映画をご覧いただきたい」という思いから企画された。
牧寿次郎がデザインした新たな会員カードは、ユーロスペースのロゴの「ユ」にクローズアップ。上映前に照明が落ちて鑑賞への期待感が高まる劇場内の雰囲気が、グラデーションによって表現された。カードの縦横比はアメリカンビスタと同じ1.85:1。
なお、シネマヴェーラ渋谷が1000円で鑑賞可能だった共通会員制度は、本日6月30日をもって終了。新たに始まるユーロスペース単独の会員システムでは、今後、コミュニティシネマセンターの映画館会員相互割引サービスを利用することで、シネマヴェーラ渋谷は1100円で鑑賞可能だ。
新制度開始を記念し、映画を無料鑑賞できる招待券とオリジナルステッカーがプレゼントされるキャンペーンが、7月から2026年6月までの1年間継続して実施されることも決定した。ユーロスペースの公式XまたはInstagramをフォローのうえ、会員カードの写真を添付し、「#ユーロスペース」と付けて作品の感想を投稿した人の中から、抽選で毎月10名が当選する。なお対象となるのは投稿のみで、Instagramのストーリーズは該当しない。
hiro @hiro
ユーロスペース、2000円に上げるのか
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