12歳の少女が摩訶不思議な男と出会う、アンドレア・アーノルド新作「バード」9月公開
2025年6月10日 12:00
1 映画ナタリー編集部
「フィッシュ・タンク」「アメリカン・ハニー」で知られるアンドレア・アーノルドの新作「Bird」が「バード ここから羽ばたく」の邦題で9月5日に公開決定。3種のティザービジュアルが解禁され、特報がYouTubeで公開された。
本作はイギリス郊外の下町に暮らす12歳の少女が、“バード”と名乗る摩訶不思議な男と出会う4日間の物語。やり場のない孤独を募らせていた少女ベイリーは、ある日、草原で服装も振る舞いも奇妙な謎の男バードと知り合う。彼のぎこちない振る舞いの中にピュアな何かを感じたベイリーは、「両親を探している」というバードを手伝い始めるのだった。
監督のアーノルドはベイリー役に学校演劇の経験しかなかった無名のニキヤ・アダムズを抜擢。「Saltburn」「イニシェリン島の精霊」のバリー・コーガンが自己中心的な厄介者だが家族への愛情は深いシングルファーザーのバグ、「大いなる自由」「水を抱く女」で知られるドイツのフランツ・ロゴフスキが正体不明の男バードを演じた。3人それぞれに焦点を当てたビジュアルは、写真家の西島篤司が撮影している。
劇中ではフォンテインズD.C.、コールドプレイ、ブラーといったバンドの楽曲が使用されており、フォンテインズD.C.は楽曲提供だけでなく、劇中の父親の名前にちなんだ曲「バグ」も発表。この曲のミュージックビデオはアーノルドが監督している。またエレクトロニック・ミュージシャンのブリアルが初めて映画音楽を担当した。
2024年の第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された「バード ここから羽ばたく」はニューセレクト提供、アルバトロス・フィルム配給のもと、東京・新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。6月13日に発売されるムビチケでは、デジタルカードおよび3種のスマホ壁紙が特典として用意された。
映画「バード ここから羽ばたく」特報
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12歳の少女が摩訶不思議な男と出会う4日間、アンドレア・アーノルド新作「バード ここから羽ばたく」9月公開
▼父親役はバリー・コーガン
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