「クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅」の
本作は、荒廃した学校にやってきた数学教師バーラが教育の産業化に反対し、生徒たちの平等な教育の機会を訴える物語。彼は私立教育機関の経営者による妨害と闘いながら、受け持ちの生徒全員に共通試験で上位成績を挙げさせることを目指すのだった。監督・脚本をヴェンキー・アトゥルーリが担い、キャストにはサムユクタ、サムドラカニ、タニケッラ・バラニらが名を連ねる。
映画の背景に置かれたのは、1990年代の経済自由化や1993年の教育制度の改革によって、インドに多くの私立教育機関や予備校が誕生したこと。それによって質の高い授業が提供されるようになった一方、公立学校から有能な教員が私立校に引き抜かれたことから低階層の生徒は家計を助けるために授業を放棄し、教室が成立しない状況だったという。本作は、テランガーナ州の僻地にある公立校で教育の状況を劇的に改善し、インド政府より教員向けの国家賞を授与されたランガイヤ・カデルラの半生にヒントを得て制作された。
作品のメッセージに共感して出演を決めたというダヌシュは、「『教育は神からの施しであり、5つ星ホテルの料理のように売られるべきではない』という劇中のセリフに作品が伝えたいことが凝縮されている。説教じみた話ではなく、家族そろって鑑賞できる娯楽作品にしたかった」とコメント。予告編にはバーラが生徒を守るために繰り広げるバトルシーンも収められている。
「バーラ先生の特別授業」は東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。配給はSPACEBOXが担当する。
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