鎌田義孝監督作「蘭島行」が9月に公開、第45回ポルト国際映画祭コンペ部門に出品

北海道・小樽市を中心に撮影した鎌田義孝監督作「蘭島行」が、9月に東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

物語は、パンクロッカー崩れの独身男・佐々木芳夫のもとに音信不通だった弟・悟史から連絡が入るところから展開していく。芳夫は母親が自殺未遂で昏睡状態という知らせを受け、何年も帰っていない故郷の小樽・蘭島へと向かう。母親を喜ばせようと、芳夫は訳ありの女・黒沢真紀に妻のふりをしてくれと頼むのだった。

主人公の芳夫に「はこぶね」「朽ちる」の木村知貴が扮したほか、「逃走」の輝有子が真紀役、「夜を走る」「夜明けのすべて」の足立智充が悟史役に選ばれた。竹江維子もキャストに名を連ねる。なお本作は、2月28日よりポルトガルで開催されている第45回ポルト国際映画祭の監督週間長編映画コンペティション部門、オリエントエクスプレス部門に出品された。

映画「蘭島行」予告編