第12回ゴールデンエッグ プロジェクト長編作品が公開、元警官の探偵が過去と向き合う

第12回ゴールデンエッグ プロジェクト長編作品「還ら去る君へ」が、4月5日より東京の池袋シネマ・ロサで公開決定。「インディーズフィルム・ショウ」としてスクリーンにかけられる。

俳優のための企画であるゴールデンエッグ プロジェクトは、現役の映画監督やプロデューサーが参加者にアクティング指導を行い、その後に彼らをキャストとした映画制作を行うもの。第1回から第13回までは東京・ユーロライブにて「ネットシネマフェスティバル」として上映が行われ、優秀俳優賞の授賞式も行われてきた。第14回からは出演俳優全員がメインキャストとなるショートムービーが制作されており、現在は第16回目となる同企画が開催されている。

「還ら去る君へ」には67名の俳優が参加し、映画監督の篠原哲雄、香月秀之、市野龍一、山本透、脚本家の久松真一、プロデューサーの櫻井一葉、大和田廣樹、川田亮が審査員を担当。小結湊仁、岡田彩花、細井貴斗、わたなべなたわ、松坂龍、冬由が優秀俳優賞を受賞した。同作では、元警察官の探偵・北見次郎が若い女性の失踪案件を追う中で、20年前のある事案との共通性に気付き、かつて思いを寄せた女性の失踪や、封印していた過去に向き合うさまが描かれる。

監督を務めたのは「落研冒険支部」「位置について、」「おめでとう、ありがとう。」などを手がけ、ドラマの演出・撮影のほかPV・ライブ・CMのカメラマンとしても活動する飯野歩。このたびの劇場公開について「閉塞感でやりきれないことが多い人生であっても『これだけは守りたい』という思いを抱えた不器用な男の姿を見届けてもらえたらうれしいです」とコメントした。

「還ら去る君へ」の配給はフレッシュハーツが担当。なおYouTubeでは予告編が公開されている。

映画「還ら去る君へ」予告編