韓国ドラマ「ノックオフ」の記者会見が11月21日にシンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」内で行われ、キャストの
大企業に勤め順風満帆な人生を送ってきたソンジュンを主人公に据えた本作は、彼が1997年に起きたアジア通貨危機により失業者になったことから物語が展開。かつての栄光を取り戻そうと、違法のブランドコピービジネスに手を染めるようになるさまが描かれる。ソンジュンをキム・スヒョンが演じた。
サスペンスやコメディなど、さまざまな要素がある本作。キム・スヒョンは「感情をなるべく閉じ込めず、すぐ外に出すような作業をしましたね」とコメント。チョ・ボアは「演技的にもいろいろな準備をするよりは、現場で多くの会話をして作り上げていったなと。時代を反映する作品なので、昔の風景なども参考にしました」と振り返った。
さらにチョ・ボアはオファー時に触れ「脚本を読んだときに、新鮮な設定に惹かれました。時代背景が1990年代から2000年代となっていましたので、自分の幼少期をたどるように、時代の趣をうまく表現できるのではないかと思った」と回想。同じく脚本に魅力を感じたというキム・スヒョンは「ソンジュンは平凡な会社員からビジネスマンとして成り上がっていく。その過程を面白くできたらよいのかなと考えました」と述懐する。パク・ヒョンソクは2人の起用について「むしろ私がキャスティングされたような気持ちですよ!」と謙遜しつつ「頭の中にイメージしたことを実現してくれるかドキドキしたんですが、2人が引き受けてくれてよかったです」と胸をなで下ろした。
初共演となるチョ・ボアの印象について聞かれたキム・スヒョンは、「とがったところがなくて大らかな性格。なんでも受け入れてくださる方で、現場は和気あいあいとしていました」と頬を緩ませ、「脚本の話から天気まで、いろいろな話をしましたね」と彼女に目線を送る。一方で、チョ・ボアはキム・スヒョンについて「まなざしや声のトーンが、心にスッと入り込むような素敵な雰囲気を作ってくださる。リラックスできました」と信頼をのぞかせる。パク・ヒョンソクはそんな2人を「本当に息がぴったりで、いいケミストリーが生まれていました」と称賛した。
「演じたキャラクターの性格と似ているか?」と問われると、チョ・ボアは「シンクロ率は3割ぐらい。なので演じるにあたってはカリスマ性をもっと身に付けないといけないなと」と返答。キム・スヒョンも「ソンジュンは周りの顔色をうかがうような人物。あまり似ているとはいえません」と続け、「こういった仕事柄、カリスマ性は持っているとは思います(笑)。ソンジュンは……あ、持ってますね。そういった意味では似てますよ!」とお茶目に話して会場を和ませた。
「ノックオフ」は、2025年にディズニープラスのコンテンツブランド「スター」にて独占配信。
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