石橋静河がドラマアウォード主演賞、“体が思わず動いてしまう”長田育恵の脚本に感謝

東京ドラマアウォード2024の授賞式が本日10月28日に東京・東京プリンスホテルで開催。NHK総合で放送されたドラマ「燕は戻ってこない」の演技を評価され、主演女優賞に選ばれた石橋静河が登壇した。

桐野夏生による同名小説をもとにした「燕は戻ってこない」は、派遣社員の大石理紀（リキ）、自らの遺伝子を継ぐ子を望む元トップバレエダンサー・草桶基、その妻で不妊治療をあきらめた草桶悠子という3人の欲望が「代理出産」を通じて交差する物語。リキに石橋が扮した。なお同作は作品賞（連続ドラマ部門）で優秀賞に選出されている。

石橋は「今回私は、理紀という貧困や社会格差、差別に苦しむ女性を演じたんですが、彼女を“かわいそうな人”という小さな枠に収めない描き方がすごく好きでした」と話す。また「原作を描いてくださった桐野さんと、ドラマ化するにあたって役者の体が思わず動いてしまうような脚本を書いてくださった長田育恵さん、スタッフの皆さんに感謝しています」と笑顔で伝えた。

映画ナタリーでは、授賞式の模様を引き続きレポートする。