「幸福な装置 -田中晴菜監督特集上映-」が、10月12日から18日にかけて愛知・名古屋のシネマスコーレで開催される。
本イベントは、会社員として働きながら短編・中編作品を制作し続ける映画監督・
また10月12日、13日、14日には田中晴菜とゲストを迎えた舞台挨拶を実施。彼女の作品に出演してきたキャストの
幸福な装置 -田中晴菜監督特集上映-
2024年10月12日(土)~18日(金)愛知県 シネマスコーレ
料金(税込):一般 1700円 / 学生 1300円 / シニア 1200円
上映作品
- いきうつし
- ぬけがら
- 甘露
- Shall we love you?
- 幸福な装置
舞台挨拶
2024年10月12日(土)
登壇者:星能豊、岡慶悟、田中一平、田中晴菜
ゲスト:辻村健二
2024年10月13日(日)
登壇者:岡慶悟、田中一平、田中晴菜
ゲスト:辻卓馬
2024年10月14日(月・祝)
登壇者:田中一平、田中晴菜
ゲスト:二宮拓也
辻村健二(映像ディレクター / ガイネン代表取締役)コメント
田中晴菜は「監督」だ
美意識と自意識の狭間にゆれる人。
そのゆれに、身をゆだねられる人。
夢は基本的に叶わないし、志は半ばで終わる。
しかし、終わったものを集めた残骸で、彼女は「映画」を作る。
俺は、“映画監督”を名乗るだけの覚悟を持ち合わせてはいない。
だが、田中晴菜にはそれがある。
彼女こそ「映画監督」だ。
“覚悟はできてるか?”
彼女の映画を観ると、いつも、そう励まされるのだ。
辻卓馬(映像・映画プロデューサー)コメント
田中監督の作品は、「いきうつし」の頃から拝見しています。
作品では特に言葉が光り、それは新作「幸福な装置」においても。
田中監督の作品には、内に秘めたる想いや考えが凝縮され、濾しとられ、残った純度の高い文学性が落とし込まれ、練られた構図やカット、演出によって紡がれていきます。
またそれらを彩る衣装や美術にも、深い意味を感じさせる演出要素として目を奪われます。
漫然と作品を浴びるのではなく、正面から捉え考え、アートと誠実に向き合う姿勢を思い出させてくれることでしょう。
二宮拓也・由利香(ギャラリーN)コメント
哲学的な問いを求めて
田中晴菜監督作品との出会いは、私たちが2022年に企画したギャラリーN映画展に「Shall we love you?」が応募されてきた時でした。いわゆるステレオタイプな女子高生とは違った演劇部の女子高生が「幸福とは?」を問いつつ楽しそうに演劇の脚本を読む姿が印象的でした。
「いきうつし」では生人形で「永遠」とは何かを問い、「ぬけがら」や「甘露」では不在とは何か、存在とは何かを私たちに問いかけているように思います。また、今回の特集上映で初公開となった「幸福の装置」では、「生」への問いが試みられている気がします。
このように田中監督は作品の中で哲学的な問いを探究し、私たちにもそれを問いかけているのではないでしょうか。
観客である私たちもこうした様々な問いの探究を田中監督と一緒に楽しみたいと思います。
最後に田中晴菜監督の益々のご活躍をこれからも応援しています。
おおとも ひさし @tekuriha
田中晴菜が監督した短編・中編映画を特集上映、「いきうつし」「幸福な装置」など5本 -
"上映作品
いきうつし
ぬけがら
甘露
Shall we love you?
幸福な装置 https://t.co/mDmESslwTa