森田涼花主演作「合間にて...」公開、故郷に帰る女性が列車に乗るまでのひと時を描く

アイドリング!!!の元メンバーで、「侍戦隊シンケンジャー」のキャストとしても知られる森田涼花の主演映画「合間にて...」が9月27日より東京・下北沢トリウッドほか全国で順次公開される。

1人の女性が故郷へ帰る列車に乗るまでの数時間を、ドキュメンタリータッチで描いた本作。東京の上野駅や上野アメ横商店街、上野恩賜公園といった場所でロケーション撮影が行われ、つかの間の時に身を委ねながら、心の安らぎを取り戻していく女性の心象風景が紡がれる。

森田が演じる主人公・真美は、歌手を夢見て東京でオーディションを受け続ける女性。ある日、実家の母親から父親が倒れたという連絡を受け、故郷に戻る列車に乗るために上野を訪れる。出発まで駅の周辺などを歩いて気持ちを紛らわそうとする真美。感情は揺れつつも退屈な時間が過ぎていく中、上野公園で青年・朗に話しかけられる。最初はナンパかと警戒する彼女だったが、列車の時間までの暇潰しとして朗の話し相手をすることに。少しずつ心を開く真美だったが、朗から思いもよらないことを聞く。

共演には舞台「鬼滅の刃」や「舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花」に出演している佐藤永典のほか、福島珠理、山崎もか、南琴里、白石優愛らが名を連ねた。「非金属の夜」を手がけ、「JAZZ GODFATHER」のプロデューサーも務めた中田圭が監督・脚本を担当している。

なお2019年に製作された本作は、第30回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にスペシャルプログラム作品として正式出品。その後、第34回福岡アジア映画祭2022で上映された。