「男はつらいよ」で知られる俳優・
これは1969年に1作目が劇場公開された「
「男はつらいよ」シリーズのほとんどの作品で監督を務めた
また、同シリーズで渥美扮する車寅次郎の妹・さくらを長く演じてきた
「男はつらいよ」55周年記念 渥美清特集
BS松竹東急
<放送作品>
2024年8月19日(月)20:00~「拝啓天皇陛下様」
2024年8月20日(火)20:00~「続・拝啓天皇陛下様」
2024年8月21日(水)20:00~「拝啓総理大臣様」※HD初放送
2024年8月22日(木)20:00~「喜劇 急行列車」
2024年8月23日(金)20:00~「喜劇 団体列車」
2024年8月24日(土)21:00~「喜劇・初詣列車」
2024年8月26日(月)20:00~「
2024年8月27日(火)20:00~「
山田洋次 コメント
この度、BS松竹東急で放送される渥美清シリーズを見ると、渥美清という俳優がいかに多彩な才能の持ち主であったかがよくわかります。特に「拝啓天皇陛下様」は、日本の軍国主義が貧しい農民に犠牲を強いることで成立する有様を笑いによって描いた、日本映画史の中でも傑出した喜劇で、鋭いギラギラする刃物のような渥美さんの笑いを、この「拝啓」シリーズで楽しんでいただきたいと思います。「喜劇 列車」シリーズは肩の凝らない楽しい映画、今の日本映画にはあまり見られないタイプの作品です。このような多様な作品を経て、渥美さんは「寅さん」シリーズ一本に仕事を絞ることになるのです。
倍賞千恵子 コメント
こちらがセリフをポンと投げると、渥美さんがポンと投げ返す。テンポよくセリフのキャッチボールを重ねて、どんどんテンションが上がっていく。歯車がぴったり噛みあった、即興演奏のかけあいのように、お芝居がどんどん進むと、あまりにもうまくいくことが、たまらなくおかしくなって、ある瞬間、爆発する様に、同時に吹き出してしまう。相性がよかったのか、間合いが合うのか、渥美さんとのお芝居では、そんな幸せな時間を何度も過ごしました。二人でお芝居をしたときにだけ体験した、特別な瞬間です。
そして、渥美さんは、常に相手の立場に立って物を考えている方でしたから、普段の姿から「人の立場になって物事を考えることの大切さ」を学びましたし、何よりも「人間としてどう生きるか」「人はどうして生きていくのか」ということを教えてくれました。
映画「男はつらいよ」シリーズは、「玉手箱」みたいな作品なのではないかしら、と思います。そこには、日本人の情や、今は失われてしまった風景など、たくさんの「宝物」が詰まっていて、観る度に、人として大切なことを思い出させてくれる気がします。ぜひ、皆さんにも、この「玉手箱」を開けてみてほしい、と願っています。
渥美清の映画作品
リンク
う こ つ い @新潟市内でなんとなく生存中 @Niigata06406444
渥美清の主演作8本がBS松竹東急でOA、山田洋次・倍賞千恵子がコメント https://t.co/wtR1bnU6gx