20年の銀行勤めより3年半の刑務所？ロドリゴ・モレノのクライム作品がJAIHOで配信

第76回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品された「犯罪者たち」が、8月9日より映像配信サービス・JAIHOで日本初独占配信。YouTubeでは予告編が公開された。

第96回アカデミー賞国際長編映画賞のアルゼンチン代表にも選ばれた本作。ブエノスアイレスの銀行で働くロマンは、ある日同僚のモランから定年まで稼ぐ倍の額の65万ドルを盗む話を持ちかけられる。それはモランが刑務所に入る3年半の期間にロマンが金を預かり、出所したら金を山分けするという計画だった。2人は完全犯罪を実行しようと奮闘するが、思わぬ事態に見舞われていく。ダニエル・エリアス、エステバン・ビリャルディ、マルガリータ・モルフィノがキャストに名を連ねた。監督を務めたのは、第56回ベルリン国際映画祭でアルフレッド・バウアー賞を受賞した「El custodio（原題）」のロドリゴ・モレノ。

予告編には、日本円換算で約1億円となる大金を盗むために画策するロマンとモランの姿や、「3年半の刑務所と20年の銀行勤め、どっちか選べ」というセリフを収録。さらに彼らの行動が周囲の人々を混乱させ、「もうこうなったら今日から君たち全員が容疑者だ」と疑われる場面も切り取られた。

映画「犯罪者たち」予告編