映画「
本作は映画と演劇の物語を連動させるプロジェクト・東映ムビ×ステの新作にあたるミュージカル時代劇。死刑囚たちが罪の免除を条件に、死と隣り合わせの闇仕事を請け負う特殊部隊“邪魚隊”の活躍が描かれる。“人喰い鬼の退治”というミッションを命じられた彼らは、謎の集団・お太鼓教への潜入ミッションを実行するのだった。邪魚隊のリーダー・スリ師の鱗蔵役で佐藤が主演し、邪魚隊に巻き込まれる堅物な田舎武士・水野平馬役で阿久津、邪魚隊のメンバーである拷問仕掛けの天才・スルメ役で橋本、毒を操る闇医者・鮒右衛門役で小柳、変装の天才・比売知役で廣瀬が出演した。
佐藤は観客席を見回し「感無量ですね。本当にここまできたんだなと」と胸がいっぱいの様子で挨拶し、小柳から「どのテンション?(笑)」とツッコミが。そして東映ムビ×ステの作品である本作について「舞台を経験し、ドラマや映画もやらせてもらえてありがたいです。企画書をいただいたときにミュージカルが盛り込まれている時代劇であることを知って、のびのび自分のフィールドで闘えると思いました」と声を弾ませる。阿久津は「時代劇は初めてなので『ちゃんと演じられるか?』と不安もありましたが、撮り終えたら舞台版がどうなるのかますます楽しみになった」と発言。時代劇の格好が似合うため「そのまま生まれてきたんじゃないか?」とMCから評されると、阿久津は「そ、そのまま生まれてきた……ありがとうございます!」と驚きの表情を見せていた。
東映ムビ×ステの作品に2度目の出演となる橋本は「なんといっても『太秦で撮影したことがある』と言えることが役者人生の中でも誇らしい」と胸を張る。しかし佐藤から「それはさっき心くんが取材で言ったやつ……」と明かされ、小柳から「しかも俺が言ったあとだから(発言が)まとまってるじゃないか!」と訴えられる。橋本は「すみません!」と礼をして「名言ばっかりでまねしたくなっちゃうんですよ」と弁明する。さらに小柳は遅れて会場に入った観客に「ゆっくりでいいよ! もう1回最初からやりますよ!」と声をかけ、佐藤は「感無量です」と冒頭の挨拶を再現。MCの「皆さんの心づかい!」という発言もアシストになり、観客を沸かせていた。
廣瀬は舞台「死神遣いの事件帖-幽明奇譚-」に出演したことに触れ、「今回はガッツリ舞台と映画で仕事ができてうれしかった。オリジナルの作品なので、ゼロから構築するキャラが増えるのはうれしいですね」とほほえむ。幕府お抱えの医者・蓼丸玄庵を演じた輝馬も同シリーズの舞台に参加したことがあるそうで「“ムビ×ステ”なので、両方やりたい気持ちは前回もありました。映画のほうにも出られたことがうれしいです」と吐露。用心棒・多々良に扮した玉城は「ずっとうわさを聞いていて、ついに話をいただけた。周りの知っている役者さんもいろいろなシリーズに出ていてうらやましかったんです」と喜びをあらわにした。
お太鼓教のカリスマ教祖である安食満親役の石井は、出演しているドラマ「科捜研の女」シリーズも本作と同じく京都撮影所で撮影していることに言及されると「スタッフや監督も知っている方ばかり。でも衣装を着ているので『おはようございます』と言っても誰も気付かないんです(笑)」と述懐。「俺も気付かなくて……」と打ち明ける兼崎は、撮影現場でのエピソードを披露し「1人に質問したら全員が考えてくれる。自然にいい雰囲気を作ってくれて、お芝居に真摯に向き合っている様子が楽しそう。心地よかったですね」と思い返した。
映画から舞台へと引き継がれていく本作。阿久津は「今後、映画を観た人がさらに楽しめるような舞台を作っていければいいなと思いますし、皆さんに付いて行けるようにがんばりたい」と意気込む。そして佐藤は本作について「自分自身で観ても面白いと思える作品。大きいスクリーンで臨場感を味わってほしいです」と呼びかけた。
※兼崎涼介の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
MEMEモノアイモビルスーツ様ザクさん御用達!ビール完備!★ ガンダムベース 左⇒酒場 @if0g1e
5月21日に東京・新宿バルト9で開催され、キャストの佐藤流司、阿久津仁愛、橋本祥平、小柳心、廣瀬智紀、輝馬、玉城裕規、石井一彰、監督の兼崎涼介が登壇 https://t.co/dx5ysb7NQg 映画「邪魚隊」完成披露で佐藤流司「感無量です」、阿久津仁愛は舞台版にも意気込む https://t.co/1xRbpM98VA