アニメーション映画「
高山による同名小説を原作とする本作は、「アイドルが放つ輝き」がテーマの物語。自分の力で“東西南北の美少女”を仲間にしてアイドルを目指す少女・東ゆうの10年間が描かれる。“東”の高校に通うゆうに結川、“西”の高校に通う大河くるみに羊宮、“南”の高校に通う華鳥蘭子に上田、“北”の高校に通う亀井美嘉に相川が声を当てた。木全は、ゆうの夢を応援する工藤真司に息を吹き込む。
高山は「原作を書いたのは8年くらい前でしたが、あのときは必死で。こんなに大きなものにつながると思っていなかったので、当時の私が未来を知ったらびっくりすると思います」「キャストの皆さんがとてもかわいくてキラキラしていて、(自分の中に)いろんな感情がめぐりました」と笑みをこぼす。観てほしい部分を尋ねられると「オープニングがすごく好きです。星街すいせいさんの曲と、ゆうの『行くぞ!』という感じが相まった感じがよくて。キャストの方々がすっごくかわいく歌っているシーンも、しんじのなんとも言えない顔の登場シーンも注目していただけたら」と呼びかけた。
「演じたキャラクターの魅力は?」という質問に結川は「ゆうは思いがすごく強くて、身勝手に見えたり、尖った発言があったりと、嫌な子に見える部分もあるかもしれません。でも、ゆうのアイドルを目指す気持ちは本物なんです。アイドルになりたい思いを叶えるために、最初から最後まで行動していて……。どうかゆうを嫌いにならず、がんばっているんだな、本気なんだなと応援するような気持ちで観てもらえたらと思います」と熱く語る。羊宮が「くるみちゃんはホワホワしていますが、好きなものには目を輝かせる子。そして食べるのが好きなのかな?と思いました(笑)。それぞれ一生懸命にもがきながら、くるみちゃんたちが自分たちなりに歩んでいる姿を見て私も がんばろうと思いました」と言うと、アフレコを見ていたという高山は「くるみちゃんが食べ物を食べるシーンが本当にかわいくて!」とうれしそうに振り返った。
蘭子について上田は「お蝶夫人に憧れている子で、立ち振る舞いや言葉選びなどに“お蝶夫人になりたい!”という気持ちが詰まっていて個性的です。強烈なキャラクターですが、みんなの潤滑油になろうとする場面も多くあって、場の空気を和ませたいという優しい気持ちにあふれた子です」と説明。相川は「美嘉ちゃんは、陰なオーラをまとった、優しくおとなしいキャラクター。考えることが多い子なので、パンクして感情豊かになるシーンも。彼女がどう感じて、その言葉を放ったのか考えながら観ていただけたら」と注目ポイントを挙げる。
木全は「真司は一見なよなよして、ちょっと頼りない感じがあるんですが、実はすごく優しくて頼りになる男じゃないかなと。作中で成長していく真司を見て、僕はちょっと涙目になりました。作品全体としても涙が出るぐらい感動したので、皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです」とアピールした。また「原作に面白い要素がたくさん詰まっていた」と述べた篠原は「映像化するにあたって、観ていただいた方に少しでも前向きな気持ちになって帰っていただきたいと思いました。今 がんばってることを がんばっていこうとか、 がんばるものを探している方がいらっしゃったらそれが見つかるようなものになれば」とポジティブな思いを込めたと続ける。
明日5月12日が母の日であることにちなみ、本作の“母”である高山へ花束が手渡される一幕も。花束を渡した結川が涙を見せると、高山は優しく触れつつ「キャストの皆さんがキャラクターを思ってくださる気持ちがすごくうれしいんです。『このキャラクターはこうだと思うんです』と自分から言ってくださって、私としては『え! なんでわかってくれたの? 私もそういうキャラクターにしたいと思っていたんです』となる場面もありました。優しく、そしてプロフェッショナルな方々とのいい出会いに感謝です」と深い感謝を伝えてイベントの幕を引いた。
柿原優子が脚本を手がけた映画「トラペジウム」は全国で公開中。
アニメーション映画「トラペジウム」本予告
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