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山川直輝・
満員の観客を前に、佐々木は「ちょうど1年前の時期にドラマと映画を撮っていたのですが、今日は皆様に初めて観ていただける……もうどうしようかとドキドキしていましたが、この皆さんの声援にすごく救われました。『映画 マイホームヒーロー』、本日初ヒーロー(披露)目です(笑)」と挨拶。そして「7年間、1日たりとも安心した日はなかったと思います。変わらず家族を愛するということを礎にここまで演じてきました」と語った。
齋藤は「いただいた台本を素直に受け取り、素直に演じるということに徹してやらせていただきました。素敵な脚本に付いていっただけで、特に何もしていないです(笑)」と謙遜。「(零花は)正義感がある子だから、真相に迫っていきたいというまっすぐな気持ちと、でもつかんでしまうとお父さんが逮捕されるんじゃないかというもどかしさもあって感情の動きが忙しなかったので、家族とのだんらんシーンもどこか落ち着かないような気持ちでした」と回想した。
家族を守りたいという一心で哲雄の罪に加担していく役どころを演じた木村は「まず7年経って、息子が増えて、さらに成長しているたくましい零花ちゃんがいて。ほほえましい分、これどうなっちゃうんだろう、というハラハラ感は観てくださる方達と同じ」と吐露。娘を演じた齋藤を「褒めるまでもない。うちの零花ちゃんは本当に素敵だから。親バカでなく、本当に大好きになっちゃった」と称賛すると、佐々木も「飛鳥ちゃんのシーンで泣いてしまったんです」と続く。木村が「うちの零花をよろしくお願い致します」と挨拶すると、観客から大きな拍手が送られた。
ドラマのラストで哲雄の罠にハマり、組織から追われることとなった恭一を演じた高橋は「まずは恭一が無事で何よりだったなと思います。哲雄は死んだと思ったでしょうけど、残念! 生きてました(笑)」とニヤリ。“何年後の芝居をする”という経験が初めてだったそうで「どうやって気持ちを作っていこうかな、と7年後への気持ちの持っていき方をすごく考えました」と語った。謎の青年・大沢を演じた宮世は「『何の躊躇もなく復讐するぞ』という気持ちをすべての動機にして行動に落とし込みました。それが、観ている方々にとってはサイコパスに映る方法ではないかなと」と述懐。犯罪組織“間野会”のトップ・志野寛治を演じた津田が「佐々木さんを追い詰めるのは……とにかく楽しかったです(笑)」と口にすると、佐々木は「ナイフで切り付けられたと思ったら、その血を付けられた津田さんがその血を舐めて……こんなの台本には全然書いてないんですよ(笑)」とエピソードを披露した。
2月4日が誕生日である佐々木。終盤には齋藤の「あるものを用意させていただきました」というコメントを合図にバースデーケーキが登場する。さらに登壇者と観客全員で「ハッピーバースデーディア“お父さん”」とバースデーソングを合唱。祝福された佐々木は「本当に生きててよかったですね。ドラマの中でも零花がいつも誕生日のプレゼントをくれるんですよ。これはドラマなのか現実なのかわからないくらいうれしいです」と喜びを隠しきれない様子だった。
「映画 マイホームヒーロー」は3月8日に公開。
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佐々木蔵之介が齋藤飛鳥からのバースデープレゼントに感動「ドラマなのか現実なのか」 https://t.co/eCM2UGhDZy