山田涼介、浜辺美波と野村周平の連弾を遠くから見つめる「サイレントラブ」本編シーン

山田涼介（Hey! Say! JUMP）が主演を務めた「サイレントラブ」の本編映像の一部がYouTubeで解禁された。

本作はある出来事をきっかけに声を発することをやめた青年・沢田蒼と、事故で視力を失ったピアニスト志望の音大生・甚内美夏が静かに思いを紡いでいくラブストーリー。山田が蒼、浜辺美波が美夏を演じたほか、野村周平が音大の非常勤講師でピアニストの北村悠真に扮している。「ミッドナイトスワン」で知られる内田英治が監督を務めた。

映像には旧講堂でピアノを練習する美夏、そんな彼女の隣でピアノを弾き始める北村の連弾シーンを収録。ピアノが弾けない自分の代わりに美夏のためにピアノを弾いてほしいと北村に頼んでいた蒼だが、いざ楽しげに連弾をする2人の姿を前にし、ただ窓越しから見つめることしかできない。そして、その場を立ち去る蒼の後ろ姿が切ないワンシーンとなっている。

浜辺は「連弾のシーンは片手だけなのですごく集中できるんですよね。ピアノのシーンは総じて（目の不自由な）役柄的にも苦しい部分が多かったんですけど、きらきら星はすごく楽しくて」と述懐。監督の内田は、かなりピアノの練習を重ねていたという浜辺の姿を「撮影しないパートもちゃんと通しで、毎日、何時間も練習していました。最終的には全曲弾けるようになっていたので驚きましたね」と振り返る。

浜辺は、本作で久々に共演した野村についても「実は小さいときに共演しているんですけど、とても久しぶりにご一緒して、すごくお話が面白くて頼れる兄貴みたいな感じで」「現場の合間もずっと弾いていました。楽しかったです」 とコメント。野村は初挑戦のピアノを必死に訓練したそうで「みんなが『うまくなったね。本当にピアニストになってたよ』と言ってくれて。その言葉を信じてみようかなって（笑）。そうなっていたらいいなって思いながらやってました」と語っている。

「サイレントラブ」は全国で公開中。

映画「サイレントラブ」本編映像