岡田将生・松坂桃李・水田伸生が福岡＆大阪へ、「映画ゆとりですがなにか」届ける

映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」の公開に向けて、10月3日・4日に福岡と大阪で舞台挨拶が行われ、キャストの岡田将生、松坂桃李、監督の水田伸生が登壇した。

キャンペーン1日目となる10月3日、岡田、松坂、水田が訪れたのは福岡。T・ジョイ博多での舞台挨拶では、大きな歓声と拍手の中、岡田が「皆さんにお会いしたくて福岡まで来ました」と挨拶をすると、水田が「『福岡に行って皆さんに会いたい』と言ったのは将生くんで、『将生くんが行くなら行くよ』って桃李くんが来てくれたんです」と明かす。映画化が決まった際の心境を聞かれると、岡田は「連続ドラマ、スペシャルドラマを経て6年ぶりにまた皆さんと集まって映画を作るのは感慨深いものがあります。桃李さんもいて、今日来られなかった柳楽の優ちゃん（柳楽優弥）もいて、ドラマのときから3人でがんばって作っていたのでうれしいです」と、松坂は「自分は当時、同世代で作り上げていたほかの作品や、それ以上になればいいなと思って作品に臨んでいたので、こうして映画化まで来れてうれしいです」と語った。

そしてトークは、劇場版から参加となった新キャストのエピソードに。岡田は「木南晴夏さんが本当に素晴らしくて。できあがったものに途中から入ることはとても難しいのですが、手助けをするまでもなく素晴らしいお芝居を目の前でされていたので圧倒されました」とアピールし、松坂は「吉原（光夫）さんは何をしてくるかわからないワクワク感があってハラハラしました」と回想。最後に岡田は「僕らはこの作品が好きで、今起きているいろいろな社会問題も含めて、笑いに変えて重くならず伝えられる映画になっております。ぜひ皆様で広げていただければうれしいです」と舞台挨拶を締める。さらに一行は屋台に繰り出してフォトセッションを行い、最後まで福岡を堪能した。

2日目の10月4日は岡田と水田が大阪を訪れ、TOHOシネマズ なんばで舞台挨拶を実施。プライベートで旅行に行ったことがあるほど仲のよい岡田、松坂、柳楽だが、「もし“ゆとり3人組”で大阪へ旅行に来るならどこに行きたい？」と聞かれると、岡田は「USJ（ユニバーサルスタジオジャパン）に行ってジェットコースターに乗りたいです！」「テーマパークは3人で行ったことがないので、そういうのも知りたいので行きたいです！」と期待を膨らませる。

また岡田は「今日観にきてくださった方はドラマを観ている方々が多いのかな……？」と客席に問いかけ、多くの手が挙がると「めっちゃうれしいー！ 来てよかったー！」と安堵した様子。水田は「作品作りで目指しているのは皆さんに笑顔になってもらうこと。『ゆとりですがなにか』という連続ドラマは、日本の中でも図抜けた才能のある脚本家、宮藤官九郎さんの発案で始めたんです。宮藤さんが行き着いた答えが、ジェネレーションでくくって判断・評価するのではなく、皆が自分らしく生きればいいじゃないか、ということだと思うんです。この映画もその気持ちに一切変わりはないので、最後まで楽しんで観ていただけたら幸せです」と本作への思いを口にした。

「ゆとりですがなにか インターナショナル」は、10月13日より全国ロードショー。同作では世間から“ゆとり世代”とくくられた男子3人が30代半ばを迎え、人生の岐路に立たされた姿が描かれる。

映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」予告編