“ピンク四天王”の1人である
本作は22歳の若さでこの世を去った天才画家であり詩人の村山槐多の作品に魅せられた現代の若者たちが、村山の作品を独自の解釈で再生させ、時代の突破を試みる“アヴァンギャルドエンタテインメント”。タイトルの由来は村山の友人・高村光太郎の詩「強くて悲しい火だるま槐多」だ。劇中では、村山の「尿する裸僧」という絵画に魅入られた法月薊(のりづき・あざみ)が、道行く人に「村山槐多を知っていますか?」とインタビューしていたところ「私がカイタだ」と答える謎の男に出会う。その男、槌宮朔(つちみや・さく)は、特殊な音域を聴き取る力があり、ある日、村山が過去から語り掛ける声を聴く。度重なる村山の声に神経を侵食された彼は、自らが村山槐多だと思い込むようになっていた。
「佐々木、イン、マイマイン」の
佐藤は「表現する事の不自由さで悪夢の日々を送った新型コロナ禍、以前から映画にしたいと思っていた“村山槐多もの”をやらなければと思った。奇しくも流行性感冒で夭折した槐多の“尿する裸僧”は、表現する事への渇望であり溢れんばかりの熱量だ。未だ画一的な価値観で個を蔑ろにしているこの世に100年の時空を超えて槐多を解き放ち、現代人の眠っている潜在意識を呼び起こし感応させたい! 飽き足らない日常に葛藤する老若男女へお贈りする“火だるま槐多”からのピンクのラブレターです」とつづった。
図らずも佐藤の監督作品初の映倫G区分となった「火だるま槐多よ」は東京・K's cinemaほか全国で順次公開。夢野史郎が脚本を手がけた。
佐藤寿保の映画作品
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工藤友美/音楽ユニット・メルダー @Meldor_tomomi
【#佐野史郎 さん出演】
#佐藤寿保 監督作品
「火だるま槐多よ」
“ピンク四天王”の1人である佐藤寿保が監督を務めた「火だるま槐多よ」
2023年12月23日に公開。
天才画家・村山槐多に魅せられた若者を描く。東京・K's cinemaほか全国で順次公開。
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