小林政広の一周忌追悼特集が大阪で開催、「春との旅」「海辺のリア」など5本

2022年8月20日に死去した小林政広の作品を上映する「一周忌追悼特集 映画監督・小林政広」が8月19日から25日まで大阪のシネ・ヌーヴォで開催される。

1997年公開の「CLOSING TIME」で監督デビューを果たして以降、数々の作品を手がけた小林。1999年に「海賊版＝BOOTLEG FILM」、2000年に「殺し」、2001年に「歩く、人」と3年連続でカンヌ国際映画祭に出品し、2005年には「バッシング」で東京フィルメックスの最優秀作品賞に輝いた。このたびの特集では彼の監督作5本がスクリーンにかけられる。

ラインナップには第56回ロカルノ国際映画祭で特別大賞に輝いた「完全なる飼育・女理髪師の恋」、不可解な事件に巻き込まれていく刑事の運命を描いたサスペンス「フリック」、フランスのリヨンで撮影したラブストーリー「白夜」、仲代達矢が人生最後の住まいを求め旅に出る元漁師に扮した「春との旅」、小林の遺作となった「海辺のリア」が並んだ。

なお8月20日の「春との旅」上映後には映画監督の大力拓哉と三浦崇志が登壇するトークショーが行われる。上映スケジュールなどの詳細は劇場公式サイトで確認を。

一周忌追悼特集 映画監督・小林政広

2023年8月19日（土）～25日（金） 大阪府 シネ・ヌーヴォ
前売り券：一般 1100円 / 会員 1000円
当日券：一般 1500円 / シニア 1200円 / 学生・会員 1100円 / 高校生以下 1000円
＜上映作品＞
「完全なる飼育・女理髪師の恋」
「フリック」
「白夜（2009年）」
「春との旅」
「海辺のリア」