「仮面ライダーガッチャード」主演は本島純政、キャストや主題歌情報明らかに

テレビ朝日系で9月3日に放送がスタートする特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」のキャスト、主題歌アーティストなどが発表された。主演は本島純政。2005年1月5日生まれ、ドラマ「ハヤブサ消防団」などに出演の若手俳優だ。

令和の仮面ライダーシリーズ第5弾となる本作では、カードを多彩に操る錬金術師の仮面ライダーの活躍が描かれる。物語の鍵は、錬金術における最高の技術を集めて造られた「人工生命体（モンスター）ケミー」。ケミーはバッタやSL（蒸気機関車）など、この世に存在する万物を模して造られた生命体だ。その数は101体で「ライドケミーカード」として保管されていたが、ある事件によりケミーがカードを飛び出し、一斉に開放されてしまう。

偶然その事件に巻きこまれてしまった高校生・一ノ瀬宝太郎（いちのせほうたろう）は、世に放たれたケミーを回収する使命を与えられる。彼は2枚のライドケミーカードを変身ベルト・ガッチャードライバーに装填することで、ケミーと融合して仮面ライダーガッチャードに変身。101体のケミーすべてを“ガッチャ”するために奔走する。

主人公の宝太郎 / 仮面ライダーガッチャードを演じるのは、芸能事務所・アミューズ所属の本島。錬金アカデミーへ通う錬金術師の少女・九堂りんね役には、元ニコプチ専属モデルでミスセブンティーンファイナリスト2023に選出された松本麗世、ケミー回収をめぐる宝太郎のライバルで、強化スーツ・ヴァルバラドを装着する超A級の錬金術師・黒鋼スパナ役には、映画「サイレント・トーキョー」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」などに出演の藤林泰也がキャスティングされた。

また映画「殺さない彼と死なない彼女」「ベイビーわるきゅーれ2」などで知られる安倍乙が、りんねと同じクラスに通う関西出身の錬金術師・銀杏蓮華、10人組ダンスボーカルグループ・UNiFYのメンバーである富園力也が、りんねと同じクラスに通う頭脳派の錬金術師・鶴原錆丸、ドラマ「隣の男はよく食べる」や映画「NO CALL NO LIFE」に出演の熊木陸斗が、錬金アカデミーの教師・ミナト役で出演する。

さらに、定食屋を切り盛りする宝太郎の母・珠美を南野陽子、宝太郎にガッチャードライバーを託すりんねの父・九堂風雅を石丸幹二、謎の集団・冥黒の三姉妹の長女・アトロポスを沖田絃乃、次女・クロトーを宮原華音、三女・ラケシスを坂巻有紗、宝太郎のクラスメイトでオカルト好きな少年・加治木亮を加部亜門が演じることが明らかに。ガッチャードのスーツアクターを永徳が務めることは既報の通りだ。

本島は「すごく面白い作品になっています！ 演じていて楽しい気持ち、役と真剣に向き合う気持ち、どちらも忘れることなく1年間がんばっていきたいと思います」と意気込みを語る。また「マネージャーさんから『ガッチャード主演決まったよ！』と聞いたときは、飛び上がって『よっしゃー！』と叫んだのを今でも覚えています。同時に不安や責任感が襲いかかってきて。でも撮影が始まってから毎日が楽しくて仕方がない」と笑顔をのぞかせた。

松本は「りんねはツンツンしていて、ルールをしっかり守る女の子。ですが心には優しさがあって、実は悩みを抱えています。その悩みは解決するのか。また宝太郎とどのように関わっていくのか。ぜひ楽しみにしていただきたいです」と自身の役どころについて話し、「初めてのことばかりでわからないこともたくさんありますが、脚本から大事なことを読み取って、観てくださる方々に上手にお伝えできるように精一杯がんばります！」と続けた。

藤林は「宝太郎と対局の位置にいる役どころ。クールで自分のルールがある。自由な宝太郎と出会って、どう感化されていくのか、どう成長していくのかを楽しみに観ていただけたらと思います」と真摯に語る。安倍は「蓮華は気さくで天真爛漫、関西弁の明るいお姉さんキャラ。1年間を通して、このキャラクターを愛していただけるようにがんばります」、富園は「錆丸は人見知りで内向的な性格。超小声なんです（笑）。聴き取れるか皆さんと勝負です！ いつも持っているタブレットのAI・アイザックは逆に強気でぶっきらぼう。錆丸の気持ちを代弁してくれるような存在で、その掛け合いを楽しんでいただけたら。小さい頃から憧れていた仮面ライダー、次は僕が夢を与える番だと思って、誠心誠意、作品作りに励んでいきたい」とそれぞれコメントした。

熊木は「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で雉野つよし / キジブラザーを演じた鈴木浩文の名前を挙げ、「僕が戦隊とライダーのオーディションに受からずに落ち込んでいたとき、ひろくん（鈴木）が『30代もまだまだやれるんだぞ！ということを僕が必ず残すから。チャンスが来るのを待ってて』と。本当に心の支えになりました。ひろくんありがとうございました！」とエピソードを話す。南野は「みんなを温かく見守るお母さん。現場の雰囲気もいいので、いい作品が出来上がっていくと思います！」と笑みをこぼし、本島たちへ「スタッフさんやここにいるみんなを信じて、くじけそうなときも励ましあって1年間を過ごしてほしい」とメッセージを送った。

本作の主題歌を担当するのは、ロックバンド・BACK-ON。彼らは前作「仮面ライダーギーツ」でも楽曲制作を務めた。「仮面ライダーガッチャード」の主題歌は半期で変わるようで、2024年1月からはBACK-ONともう1組のアーティストがコラボレーションする予定だ。

「仮面ライダーガッチャード」の脚本は長谷川圭一、内田裕基ほか、監督は田崎竜太ほかが担当。アクション監督には福沢博文、特撮監督には佛田洋、音楽には高木洋が名を連ねる。プロデューサーはテレビ朝日の芝高啓介と東映の湊陽祐が担う。

※田崎竜太の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

仮面ライダーガッチャード

テレビ朝日系 2023年9月3日（日）スタート 毎週日曜 9:00～9:30