制作期間7年、「マルセル 靴をはいた小さな貝」誕生のきっかけ明かすメイキング公開

「マルセル 靴をはいた小さな貝」のメイキング映像が解禁された。

本作では、人の言葉をしゃべる体長2.5cmの不思議な貝マルセルの生活が、実写とストップモーションを組み合わせたモキュメンタリーとして描かれる。監督を務めたディーン・フライシャー・キャンプが、劇中でマルセルのドキュメンタリーを撮影する映像作家ディーンとしても出演し、女優でコメディアンのジェニー・スレイトがマルセル、イザベラ・ロッセリーニがマルセルの祖母コニーに声を当てた。

このたびYouTubeで公開された映像は、観客に向けて挨拶するマルセルが「僕はマルシェ……、またやっちゃった」と噛んでしまうシーンからスタート。ディーンとジェニーが楽しそうにマルセルの声を収録する姿が映し出され、キャラクターのフォルムが貝殻になった経緯も明かされる。またディーンは「この映画に取り掛かるまでずいぶん時間がかかった。自分たちに誠実な物語を語る方法を見つけたかったんだ。それに僕たちにとって特別な存在になったマルセルという登場人物を売り渡すようなことはしたくなかったからね」と制作期間に7年を費やした本作への思い入れを語った。

「マルセル 靴をはいた小さな貝」は6月30日に東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTOほか全国で公開される。