ひらパー兄さん岡田准一は「最後まで行く」でも“兄貴”、綾野剛は思いっきり狂う

「最後まで行く」の“大阪まで行くイベント in 道頓堀”が本日5月10日に大阪・とんぼりリバーウォークで開催され、キャストの岡田准一、綾野剛、監督の藤井道人が参加した。

本作はとある男を車ではねて殺してしまった刑事・工藤と、彼を追う監察官・矢崎の4日間を描いたクライムサスペンス。岡田が工藤、綾野が矢崎を演じた。

岡田ら3名は、黒と黄色にラッピングされた特製の船に乗って、紙吹雪が舞う道頓堀に登場。4000人の観客は盛大な拍手と歓声で彼らを迎えた。岡田は「どうも！ ひらパー兄さんです！」「大阪を代表して東京で仕事をしておりますが、そんなひらパー兄さんの自信作、今回本当に面白い映画ができたと思っています」と観客に呼びかけ、綾野は「准一さんと監督とこうやって大阪の舞台に立てて、とても興奮しています」と喜びを伝える。先日公開されたひらかたパークとのコラボポスターの話題になると、岡田は「実は現場で“ひらパー”の話が出て、（綾野が）出たいですと言ってくれて実現したんです」とコメントした。

主演の岡田は、本作で藤井と初めてタッグを組んだ。藤井は「限りなく完璧に近い印象」「自然にスタッフの士気を上げて、現場では“兄貴”みたいなところもやってくれた」と岡田に信頼を寄せる。「ヤクザと家族 The Family」やドラマ「アバランチ」でも仕事をともにした綾野には“最高に狂った剛さんを見たい”とリクエストをしたそうで「思いっきり狂ってくれた」と彼の演技をたたえた。

最後に岡田は「怖い映画ではなく笑える映画ですが、笑いが一番難しい。ただ、笑いってひっくり返ったら狂気になって、笑いと狂気は紙一重なところがあるというのは関西人のツボを突いていると思います」とファンにアピールし、イベントを締めくくった。

「最後まで行く」は5月19日より全国ロードショー。