本作では、ある殺人事件を追う刑事ヘジュンと、被害者の妻で第一容疑者でもあるソレが惹かれ合うさまが描かれる。
諏訪部は「アクセルよりはブレーキ主体でコントロールしながら演じました」とコメント。沢城は「共感を求めていない女性に近づくことの不毛さみたいなものはビシビシ感じながらも、少しずつ五感を共有できるように努めました」と語った。
「別れる決心」は、2月17日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
諏訪部順一 コメント
役柄について
今作で日本語吹替を担当させていただいたチャン・ヘジュンは優秀な刑事です。捜査に取り組む真摯な姿勢は、時に周りから度が過ぎると思われるほど。そんな彼の心の機微を、パク・ヘイルさんが抑制を効かせつつも、メリハリのある演技で表現されています。私もアクセルよりはブレーキ主体でコントロールしながら演じました。
作品について
捜査の中で出会ったソン・ソレは、夫が転落死したばかりにも関わらず、らしからぬ様子。そんな彼女に特別な感情を抱いてしまうヘジュン。この二人を軸に描かれる物語は、サスペンスフルであり、ロマンチックでもある。単なるファム・ファタール作品ではない、パク・チャヌク監督のセンスが光る「大人」な映画だと思いました。
沢城みゆき コメント
役柄について
母国語の中国語を話す時と、慣れない韓国語を話すときで魅力が変わるのが印象的でした。
吹き替えを担当する場合、役にはできれば肉薄したいと思ってきましたが…共感を求めていない女性に近づくことの不毛さみたいなものはビシビシ感じながらも、少しずつ五感を共有できるように努めました。それぞれ口には出さなかった胸の中の気持ちで、物語が編まれていくので、声のお芝居でどうアプローチするかが…難しかったです。
作品について
とても言語化できない、とてもまとめきれない…!初見の鑑賞後。嗚呼でも鑑賞するって、“理解する”ってことじゃなくてよかったんだよなと、随分左脳優位になっていたことにも、はたと気付かされました。静かに静かに皮下吸収されて忘れることのできない、体の中に居座り続ける映画に。タン・ウェイ(正確にはソン・ソレ)の色香に一度酩酊してしまうと、どうも他の香りが…物足りなく感じてしまう気もしてきていて、これは地味に非常事態かもしれません。
パク・チャヌクの映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
パク・チャヌク監督作「別れる決心」、諏訪部順一と沢城みゆきが日本語吹替版に参加(動画あり / コメントあり)
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