地上600mの絶望へ、鉄塔に取り残された2人のクライマー描く「FALL」公開

地上600mの高所で巻き起こる恐怖を描いた「FALL／フォール」が、2023年2月3日より東京・新宿バルト9ほか全国で公開。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

本作は廃墟と化した超高層テレビ塔の頂上部に取り残された2人のクライマーを描いたサバイバルスリラー。「シャザム!」のグレイス・フルトンが山での落下事故で夫を亡くした悲しみから抜け出せずいるベッキー、「ハロウィン」のヴァージニア・ガードナーが親友を立ち直らせようと鉄塔へのクライミング計画を立てるハンターを演じた。老朽化した梯子を登り続け、頂上へと到達した2人。ベッキーは夫の遺灰を撒くことで新たな1歩を踏み出そうと決意するが、それもつかの間、梯子が崩れ落ちてしまう。地上600mに取り残された彼女たちは、自分たちの持てる技術と知識を活用して、絶体絶命の危機から抜け出そうとする。

映画に登場する架空の鉄塔「B67テレビ塔」のモデルと言われているのは、米カリフォルニア州でもっとも高い建造物である電波塔KXTV / KOVRタワー。高さ625mを誇るが、不法にタワーを登ってから、ウイングスーツを使って降下する者が後を絶たない場所になっているという。監督を務めたのはスコット・マン。サッカースタジアムでのアクションパニックを描いたデイヴ・バウティスタ主演の「ファイナル・スコア」に続いて、限られたシチュエーションを駆使したアクションと恐怖描写を生み出した。予告編はYouTubeで公開中。ポスターには「ようこそ、地上600mの絶望へ」とコピーがそえられた。