「ボイリング・ポイント」吹替版がBlu-ray / DVDに収録、森川智之や堀内賢雄ら参加

イギリス映画「ボイリング・ポイント／沸騰」のBlu-ray / DVDに、日本語吹替版が収録される。

編集やCGを使用せず、90分全編ワンショットで制作された「ボイリング・ポイント／沸騰」。ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフ・アンディの波乱に満ちた一夜が描かれる。フィリップ・バランティーニが監督を務め、アンディ役でスティーヴン・グレアムが出演した。

このたび発表された吹替キャストは6名。アンディに森川智之、ライバルシェフのアリステア・スカイに堀内賢雄、副料理長のカーリーに笹島かほるが声を当てる。さらにコックのフリーマン役で峰晃弘、バー担当のビル役で天崎滉平、新人コックのカミール役で平山笑美が参加した。

収録を終え、森川は「長年、吹き替えの仕事に携わって来ましたが、これ程までに緊張感漂う作品に出会うことは今までなかったですね。素晴らしい映画です」、堀内は「収録はとても楽しく、スタジオに居て正に至福のひと時でした」とつづっている。笹島、峰、天崎、平山のコメントは下記の通りだ。

「ボイリング・ポイント／沸騰」のBlu-ray / DVDは、2023年1月11日に発売。字幕版と吹替版が収録され、Blu-rayのみ約39分のメイキング映像が収められる。なお本作の半年後を舞台にしたドラマが、BBCで制作される。

※天崎滉平の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

森川智之 コメント

長年、吹き替えの仕事に携わって来ましたが、これ程までに緊張感漂う作品に出会うことは今までなかったですね。素晴らしい映画です。高級レストランでの一夜で巻き起こる究極の人間ドラマであり、究極の料理映画です。ワンナイトをワンショットで作ったノンストップの極上のエンターテインメントです。私自身もワンショットのつもりでセリフ収録に挑み、オリジナルの空気感を大切にしました。この作品で求められるのはリアリティだと思うので、セリフもあまりデフォルメせずに自然な雰囲気にしたつもりです。是非多くの皆さんに観てもらい、楽しんでもらいたい作品です。

堀内賢雄 コメント

繁盛しているレストランで渦巻く人間模様が、作品の中でさまざまに交錯する群像劇。
人間が如何に自分本意で、それをまとめ上げるリーダーの大切さと脆さをこの作品では描いています。
壮絶なラストは心打たれます。
収録はとても楽しく、スタジオに居て正に至福のひと時でした。
皆様どうぞ、お楽しみください。

笹島かほる コメント

カーリー役の笹島かほるです。
私はまず、最初に一視聴者として、見させていただきました。
感想は、一言で言うと「凄い！」
レストランという箱だけで、これだけ魅せられるとは!!
一回も休む間もなく食い入るように見届けてしまいました。
これは役としても気合を入れなければならない！緊張感を楽しむ！という感覚でアフレコに挑ませていただきました。
カーリーの長台詞は、1回失敗したら心が折れると思い、撮影と同じような気持ちになって、気合を入れて1発で決めさせていただきました！
カーリーとしての立場の役としても、全体としても、本当に惹きこまれて、心に残る作品でした。
是非是非多くの方に見ていただきたいです！

峰晃弘 コメント

最初に感じたのは、「なんて緻密なドミノ倒しなんだ!!」
随所で起こる問題が積もり積もって湧き上がっていく様は、ドミノが描く大きな絵柄の様で、それでいて緩急が合わさりジェットコースターの様な緊張感を味合わせてくれる一品です。

天崎滉平 コメント

ビル役で吹き替えに参加させて頂きました。
ワンカットで展開していくことで生まれる臨場感、いつ沸騰してしまうか分からないヒリヒリ感をぜひ感じて頂きたいです。
気づけば映画の世界に入り込んだかのような没入体験ができると思います。ぜひ！

平山笑美 コメント

90分ワンショットの画面から伝わってくる臨場感がとても印象的でした。
ワンショットの中で次々と起こるアクシデントにドキドキハラハラします！
見直すと新たな発見もあり、何回も見れる作品なので是非何度でもお楽しみください！