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大前粟生による同名小説をもとにした本作の舞台は、大学の「ぬいぐるみサークル」。劇中では“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な七森、彼と心を通わせる麦戸、彼らを取り巻く人々の姿が映し出される。
細川らが演じるのは、ぬいぐるみサークルに所属する面々。副部長・鱈山に細川、部長・光咲に真魚が扮し、藤尾役を上大迫、西村役を若杉が務めた。細川は「遠くの国のしらない誰かのことをこれほど想像したことはなかった。『ぬいサー』の部室はとても優しい空間で、この映画が誰かにとっての逃げられる場所になるかもしれない。僕自身、ずっと大切にしたい映画になりました」とつづっている。そのほかキャストのコメントは下記の通り。
「眠る虫」の
細川岳 コメント
自分の言動が今の社会を形成してしまった一つの要因かもしれない、僕が演じた鱈山はそのことについて本気で考えていました。
遠くの国のしらない誰かのことをこれほど想像したことはなかった。
「ぬいサー」の部室はとても優しい空間で、この映画が誰かにとっての逃げられる場所になるかもしれない。僕自身、ずっと大切にしたい映画になりました。
真魚 コメント
ぬいぐるみとやさしくてユニークな人たちとつくった映画です。
全員ちがうタイプの異星人みたいでした。金子さんも入ってます。
ただやさしさについてはみんな同じとこを見つめていたんじゃないでしょうか。
ぬいぐるみとしゃべる。自分としゃべる。
うちら人類はそんな時間をもっと増やしていいのかもしれないです。
上大迫祐希 コメント
初めて原作を読んだ時、“やさしさ”による心地よさと脆さを感じ、この作品を、登場人物を、大切にしたいと強く思いました。
ぬいぐるみに囲まれた部室とキャストやスタッフの皆さんが、私を藤尾として存在させてくれましたし、優しいからこそ傷つきやすい、生きづらさの絡んだ心をほどいてくれる映画になればと思います。
若杉凩 コメント
ひとりが集まった、やさしい現場でした。
自分や相手に無意識下で貼ったレッテルを物差しにしてしまう事が怖くて、視線をフラットに保つ為の言葉選びを慎重にしなくてはならないといつも思っています。
ぼくらがここにいて、あなたもきっとそこにいて、まずはそこから。
ぬいサー発、あなた経由、世界ゆき! ぴーす。
金子由里奈 @okomebroccoli
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