アジアのコンテンツビジネスの祭典「2022 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ(Taiwan Creative Content Fest )」が11月3日から13日まで台湾・台北で開催される。
台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)が主催する同企画は、今年で3年目を迎えるイベント。「PITCHING(提案大会)」「MARKET(コンテンツ取引市場)」「INNOVATIONS(クリエイティブ・エキシビション)」「FORUM(国際トレンドフォーラム)」という4つの異なるプログラムで構成されている。
今回は42件の台湾IP作品が提案に参加。クリエイターは、アニメーション、ドラマ、長編映画に分かれ、金馬創投会議(台北金馬映画プロジェクトプロモーション / Taipei Golden Horse Film Project Promotion)と共同で企画提案を行い、資金調達、制作協力の可能性を探ることが可能だ。またTAICCAはヨーロッパの国際ドラマの祭典・Series Maniaとパートナーシップを結び、今回の提案大会に招請している。
コンテンツ取引市場には、台湾、日本、韓国、香港などから130社を超える企業が参加。オンライン、オフラインであわせて、およそ800作品が紹介される。展示作品は、映画やドラマ、出版物、マンガ、アニメ、舞台芸術、ゲームなど多岐にわたり、参加者はコラボレーションなどの商談も可能だ。
国際トレンドフォーラムでは、物語、資本、テクノロジーをキーワードにしてパネルディスカッションを開催。10のテーマが用意された「Industry Talk(インダストリー・トーク)」では参加者が映画の合同制作や市場開拓の経験などについて語り合う。また「Spotlight(スポットライト)」では、Series Maniaなどのパートナーとメディアコンテンツの市場動向についてトークを展開する予定だ。
さらに「クリエイティブ・エキシビション」の「未来的コンテンツ展」には、19作品が出展。第79回ヴェネツィア国際映画祭で「ヴェネツィア・イマーシブ・ベスト・エクスペリエンス賞」を獲得した「無法離開的人」(「The Man Who Couldn’t Leave」 / 「去ることのできない人」)などが出展される。そして「クロスオーバー・パフォーマンス」にはバンド・拍謝少年などのアーティストが参加。なお、企画内容によっては参加資格など条件があるため、詳細はTCCF公式サイトで確認してほしい。
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映画ナタリー @eiga_natalie
映画やドラマなど約800作品を紹介!コンテンツビジネスの祭典TCCFが台湾で開催
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