「HiGH&LOW THE WORST X」キャスト22名集結、川村壱馬と三山凌輝が互いの印象語り合う

「HiGH&LOW THE WORST X（クロス）」の最速キックオフイベントが東京・丸の内ピカデリーで8月10日に行われた。

本作は「HiGH&LOW」シリーズと、高橋ヒロシのマンガ「クローズ」「WORST」がクロスオーバーした映画「HiGH&LOW THE WORST」の続編。イベントには川村壱馬・龍・鈴木昂秀・藤原樹・長谷川慎（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）、堀夏喜・木村慧人（FANTASTICS from EXILE TRIBE）、RYOKIこと三山凌輝（BE:FIRST）、前田公輝、うえきやサトシ、中島健、永沼伊久也、岡宏明、今村謙斗、葵揚、小柳心、荒井敦史、坂口涼太郎、三上ヘンリー大智、板垣瑞生、時任勇気、高橋祐理の22名が登壇した。

鬼邪高校・花岡楓士雄役の川村は、3年ぶりの新作について「この3年の間にいろいろあり、撮影が先延ばしになる中、このタイミングで実現できたのはうれしかったです。何よりこんな豪華なキャストの皆さんと最高の作品を作れてよかったです」とコメント。轟洋介役の前田は「空気感としては3年経ったと感じないぐらいで。前作の『THE WORST』ではなぞなぞをやって打ち解けたりしたんですが、今回は“記憶力ゲーム”みたいなことで盛り上がって。それが安心材料になりました」と振り返る。ゲームについては「鬼邪高メンバーの神尾楓珠の記憶力がとんでもなくいいという話になって。なので1人ひとり『ファイヤー！』『エナジー！』とか必殺技みたいな単語を言って、それを楓珠に覚えて言ってもらうというゲームでした（笑）」と苦笑しながら解説していた。

初参加となった三山は「シリーズのファンで特に前作は何度も見返したほど大好きな作品なので、いちファンとして楽しみにしていた中、自分にいい意味で“飛び火”が来て、天下井という役をいただけるなんて。こんな世界線があるんだなと思いました」と感無量の様子。最強の敵・天下井については「孤独でありますし、顔つきから意識していかないと近付けなかったので大変でした。理不尽を抱えていながら自分なりにまっすぐ、でも斜に構えてるといキャラクターなので、もう孤独で……。本当にこういう人だと思われたらどうしよう、違うぞ！と思いながら、撮影していないときは仲良くさせてもらいました」と述懐する。そんな彼への印象を、川村は「最初はどう関わっていけばいいか探っていたんですが、ふたを開けたらキャンキャンとワンちゃんみたいに来てくれて。超かわいいヤツでした」と表現し、三山も「僕も『THE WORST』のファンでしたし、壱馬くんってどんな人だろうと気になっていたので、下心を込めて早く仲良くなりたいなと思っていました（笑）」と打ち明けた。

また鎌坂高校の氷室零二を演じた藤原は、楓士雄とのタイマンシーンの撮影を「恥ずかしくなっちゃうのかなと思いきや、目の前に楓士雄がいてアガりました。すごいシーンになっているので楽しみにしていてください！」とアピール。江罵羅商業高校の鮫岡章治を演じた長谷川は、グループのメンバーの活躍に触れて「最初の作品からシリーズをファンとして追いかけてましたが、同い歳の龍と昂秀はシリーズにずっと出演していて、さらに前作では壱馬さんと（吉野）北人さんが参加して『自分も出たいな』とうらやましく思っていたので、今回お話をいただけて本当にうれしかったです」と喜びを伝えた。

イベントでは、映画本編の冒頭8分を披露するサプライズ上映も。キャスト陣も観客と一緒に鑑賞し、上映後は自然と鳴り響く拍手に顔をほころばせた。川村は「（冒頭の）楓士雄の行動がのちのち面白いことが起こるきっかけになるので」と期待をあおり、三山は天下井の悪役っぷりを見て改めて「これ嫌われないですかね？（笑）」と不安げに。冒頭シーンには登場しない前田は「轟に関してはもったいぶらせていただきました。これまで村山（良樹）に固執していた轟の新しい一面も見れるので楽しみにしていてください」と呼びかけた。

「HiGH&LOW THE WORST X」は9月9日より全国ロードショー。EXILE HIROが企画・プロデュース、二宮“NINO”大輔（二宮大輔）が総監督、平沼紀久が監督、鈴村正樹がアクション監督を務めた。

※高橋ヒロシの「高」ははしご高が正式表記