同じ“あきら”という名前を持つ町工場の息子と大企業の御曹司が、銀行員として巨大企業の再建に挑むさまが描かれる本作。竹内が人を救いたいという熱き理想を持つ山崎瑛(アキラ)、横浜が情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂彬(あきら)を演じた。
back numberによる主題歌「ベルベットの詩」が流れる予告編には、真逆の信念を持つアキラとあきらの姿が切り取られた。階堂グループの巨額な負債が発覚し、さまざまな困難に苦しむあきら。そんな彼に対してアキラが、会社と社員を「必ず守り抜く」とまっすぐ語りかけるさまも捉えられている。
back numberの清水依与吏は「どの角度からも後押しできる力強さを持った作品なので、『音』の部分は早々に心が決まりましたが『言葉』の部分では盛大に苦戦しました」と振り返り「もしかしたら自分達にとっても、いま必要な楽曲として生まれて来てくれたのかもしれません」とつづった。監督の
池井戸潤の同名小説を原作とする「アキラとあきら」は、8月26日より全国ロードショー。キャストには
※高橋海人の高は、はしご高が正式表記
清水依与吏(back number)コメント
どの角度からも後押しできる力強さを持った作品なので、「音」の部分は早々に心が決まりましたが「言葉」の部分では盛大に苦戦しました。
書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。
この作業を何度も何度も繰り返す事が、「アキラとあきら」の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として「ベルベットの詩」を招き入れて頂く為にとても重要だったように思います。
傷も癒えないまま歩み続け剥き出しになった「中身」のような自分を、本能のままに叫ぶのではなく、美しいものだと願って歌う。
もしかしたら自分達にとっても、いま必要な楽曲として生まれて来てくれたのかもしれません。
三木孝浩 コメント
自分の弱さと向き合う不安に怯えながらも必死で何かに立ち向かおうとしていたあの頃の初期衝動を思い出させてくれるような、荒々しくも優しいこの歌に激しく心揺さぶられました。
清水くんは自分のことしか歌えないと言うけれど無骨なまでに剥き出しに自分を晒して作る歌だからこそ他人事のように励まされるのではなく、聴く人それぞれが自らを奮い立たせるような応援歌になったのだと思います。
皆さんにもぜひ映画「アキラとあきら」と共にこの歌で熱くたぎってもらえたら嬉しいです。
馮年 コメント
池井戸さんらしい骨太な人間ドラマでありながら、池井戸さんには珍しく若い二人の青年を主人公にした青春感の強い物語、それが「アキラとあきら」です。
この作品を一人でも多くの方に楽しんで頂くために、世代を問わず多くの方々の心を震わせ、感動を届けてきたback numberさんしかいないと思い、主題歌をお願いしました。
二人のアキラのように、生きること、働くことには、大なり小なり辛いことがあると思います。
そんな苦しい時、心が折れそうな自分を肯定し、エールを送ってくれるような、熱くて、優しい楽曲を制作して頂きました。
スタッフ・キャストの力が結集した本編と、back numberさんとによる珠玉の主題歌。
この二つが合わさって「池井戸潤史上、最も泣ける作品」になったと、自信を持って言えます。
映画と主題歌、両方お楽しみいただけたら幸いです。
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必ず守り抜く…竹内涼真と横浜流星が真逆の銀行員演じる「アキラとあきら」予告公開 https://t.co/c1f8K0WNtn
原作:池井戸潤(集英社文庫)