武田航平がドラマ制作のこだわり語る、木村達成は「パンケーキを8時間食べ続けた」

「オールドファッションカップケーキ」の完成発表会が行われ、キャストの武田航平、木村達成が参加。180カ国以上での世界配信も決定した。

シリーズ累計50万部を突破し、「第12回BLアワード2021」のBEST コミック部門で第1位、2021年度の「このBLがやばい！」で第2位を獲得した佐岸左岸によるコミックを実写ドラマ化した本作。アラフォー癒やし系上司と、アラサーツンデレ部下というサラリーマン同士の純愛が描かれる。武田が寝て起きて仕事をするだけの日々に憂うつさを感じている野末、木村がそんな野末に密かに恋心を抱く優秀な部下・外川を演じた。水石亜飛夢、斎藤さらら、鮎川桃果、吉井怜もキャストに名を連ねる。

本作への出演が決まった際の心境を、武田は「人気のある原作のものをやらせていただくときはさまざまなプレッシャーがあるんですが、役が同じ歳ぐらいの設定だったので、自然体でやろうかなと思いました」と述懐。木村は「BL作品を見ることがあまりなかったですが、原作を実際に読んでみてこの作品は男性同士の恋愛ものというよりも、日常の“恋愛”を描いた作品として、すごく前向きに捉えられました。この作品だったら絶対にいけるという、どこか確信があるような感じがありました」と語った。

原作を大事にしながら制作されたという本作。武田は「原作ファンの方々の思いってたくさんあると思うので、空気感やセリフ回しだったり、マンガって白黒の世界ですけど色がついて風が吹いたらどんな感じかなとか、そういうところもスタッフさんがすべてこだわって作っています」と伝えた。

役作りについて武田は「野末は後輩に慕われているとか、実は仕事ができるというところは意識して、現場で所作など気にしてやっていましたが、基本的には木村くんがかなり引っ張ってくれたので、歳の差はあるんですけど頼って付いて行きました」と述べる。木村は「あまり意識的に役作りという役作りは行わなかったですが、ジムに通ったりする役だったので撮影前にパンプアップをしました！」と明かした。

さらに現場での思い出を尋ねられた木村は「パンケーキを8時間食べ続けたことですね。けっこう長回しで、かなりのセリフ量をしゃべりながらパンケーキを食べるんです」と振り返る。

最後に武田は「男子2人のお話ですが、全員が楽しく見られる内容となっていますのでぜひご覧ください」、木村は「男女問わず、恋愛に悩みを抱えている方に勇気を与える作品になっていると思います」と呼びかけた。

加藤綾佳が監督を務めた全5話の「オールドファッションカップケーキ」は第1話と第2話がFODとRakuten TV（購入版）で配信中。以降毎週月曜0時に最新話が更新される。また第1話のみ本日6月13日の深夜25時25分からフジテレビで地上波放送も行われる。なお、完成発表会の映像が本日6月13日よりFODで視聴可能だ。